君の知らない物語モチーフ
Side *Akira*
いつも通りの夏の日のこと。
タツキが突然立ち上がり言った。
「ねぇ、今夜みんなで星、見に行こ!」
「たまにはタツキもいいこと言うじゃないかー」
えらいぞーと先生に撫でられながら歩くタツキ。
朴をはじめ泉までもがわちゃわちゃとにぎやかに明かり...
君の知らない物語モチーフ
Side *Akira*
いつも通りの夏の日のこと。
タツキが突然立ち上がり言った。
「ねぇ、今夜みんなで星、見に行こ!」
「たまにはタツキもいいこと言うじゃないかー」
えらいぞーと先生に撫でられながら歩くタツキ。
朴をはじめ泉までもがわちゃわちゃとにぎやかに明かり...
30分クオ
毎年この日は母さんが優しかった。
ずっと笑顔で嬉しそうで僕が失敗しても修哉はドジだなーって笑ってくれた。
そして、夜の11時45分になると母さんとふたり、布団から抜け出してろうそくに火を灯した。
暖かい光を見るたびにこの時間がいつまでも続けばいいのにって思った。
母さん...
僕はずっと影だった。
いや、ずっとと言ってしまうとうそになる。
中学のとき、赤司君に言われてからずっとだろうか。
いつしか幻のシックスマンとすら言われるようになった。
あるときから、彼は変わってしまった。
別人のように。
彼が部活に来ないのも、彼がつめたいのも、彼が変わってしまったのも全部僕のせ...
・さらっと腐向け
今日も会議は始まった。
~1日目~*Tatsuki*
あれが出てから何日がたったのだろう。
何人の人が犠牲になったのだろう。
もともと、この村は50人ほどの人が居た。
けれども、そのうちのほとんどの人が狼に食われて死んでいった。
今生き残っているのは僕ら5人だけ。
騎士であ...