つい昨日のように思えるけど
もうあの日は遠い
寒い季節が来ても
まだ心には枯葉が舞って
心の中に風が吹く
思い出の鎌倉に来た
春に咲くミモザの花
二人でその黄色い花に
ほほ笑んでいた
まだその花の芽吹きは来ない
手をつないで歩くのに
当たり前だと思っていたのに
ぬくもりももうなくて
片側の手...
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つい昨日のように思えるけど
もうあの日は遠い
寒い季節が来ても
まだ心には枯葉が舞って
心の中に風が吹く
思い出の鎌倉に来た
春に咲くミモザの花
二人でその黄色い花に
ほほ笑んでいた
まだその花の芽吹きは来ない
手をつないで歩くのに
当たり前だと思っていたのに
ぬくもりももうなくて
片側の手...
坂道を転げ落ちるように
去って行ったこの恋
必死で追いかけたのに
追いつけなかった
道をそれてパチンと割れた
こんな日が来るなんて
思いもしなかった
ううん それは嘘
あなたの心が離れて行くのを
何となく感じていた
何がいるかとかいらないとかじゃなくて
愛があればそれでよかった
私は何も欲し...
「もう私達、だめね」
「何故そんなこと言うの?」
「だってすれ違いが多すぎる」
「そうだね。でも…
やり直せるんじゃないかな」
君の発言は大きかった
不意にそんなこと言うなんて
愛していたつもりだった
「つもり」と言う言葉が悪かったのか
席を立とうとしていた君
「もう1度会おう...
泣きはらだれもした目を
誰にも見せたくなかった
だから昨日は泣きたくなかった
また1週間が始まる
二人で見ることもない鏡の前で
ネクタイが曲がっているとか
寝ぐせの髪が立っているとか
遅刻しそうな時間が迫っているとか
そんな日が続いたのに
もう誰もいないような部屋
何でも知っていると思ってい...
季節が寒さを運んでくるように
列車があなたを運んでくる
そんな一時期があったのに
やってくるのは寒さばかり
駅に行っても誰もいない
雑踏の中見回しても
待っている人はまばらになり
私だけが人ごみの中
立ちつくしている
人の流れには逆らえない
もう辞めたはずなのに
知らせも届かないのに
何故私...