Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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別離~海岸線にて~

今日も朝が来た
昨日までの事なんか知らないように
まるで月からのバトンを落としたように
太陽は素知らぬ顔をのぞかせる
でも私は空を見上げない


もう一度会いたいと思って
あの浜辺に行ってきた
でもそこにはいく組のカップル達と
子供達の歓声が
私を一人にする


どこに行ってしまったんだろう
二人の...

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また来る日に

今日も書き綴る
あなたへの手紙
日曜日がその日
何があったのかのご報告
あなたからの電話が鳴る


今時手紙なんて古臭いわね
でもいいの
だって文字の間に愛が踊る
そんなこと通じるかしら
分かっていると信じていたけど


でも通じなかった
遠すぎたのね
あまりにも遠かった
距離も愛も
電話の声が震え...

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田園風景

名もない駅に降り立って
辺りを見回してみても
目につくものは何もなくて
知らない風が吹いていて
素知らぬふりで去っていく


何だか遠くに来たつもりでも
本当はそうじゃなくて
都会からあまり離れていなくて
でもこんな所があるなんて
二人も知らなかった


まだ冬が残りたがっているのに
季節は段々と巡...

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冬の終わりに

あなたを忘れることができるなら
何でも惜しくないと思った
でもそれは嘘で
何もかもを抱きしめていたくて
もう暑くなってきたコートにそっと隠す


嫌いになろうと思っても
それは無理だった
あなたへの愛し方が深くて
どこにも浮かび上がれない
湖に絡みつく藻のように


もうすぐ花の季節が来たら
心は躍...

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春の兆し

春の暖かい風に乗って
冷たい隙間風
感じるのは私 それともあなた
もう済んでしまったことなのに
まだ心残りがあって


街の様子は春変わり
行ってしまった季節を振り向きもしないで
新しい季節を迎える準備
寒がっているのは私の心だけ
いつまで抱えているのだろうか


あなたと迎えたかった2度目の春
叶...

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