宮司探偵✡命和夢シリーズ 鬼面蜘蛛事件(1)
- カテゴリ: 自作小説
- 2017/01/19 14:39:14
美麗な花々が咲き乱れ、紫色の蝶が求愛のダンスを踊るぽかぽか陽気のある日。
天命福招神社で宮司が庭の手入れをしていた。
天命福招神社は、長い歴史を持つ古事記のアマテラス関係の神々を祀っている。お参りをすると福がやって来ると評判の神社である。
その美しい境内にしゃがんで花を植えている宮司に後ろから...
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美麗な花々が咲き乱れ、紫色の蝶が求愛のダンスを踊るぽかぽか陽気のある日。
天命福招神社で宮司が庭の手入れをしていた。
天命福招神社は、長い歴史を持つ古事記のアマテラス関係の神々を祀っている。お参りをすると福がやって来ると評判の神社である。
その美しい境内にしゃがんで花を植えている宮司に後ろから...
時夫と美代子を乗せた時の鳥タイムバードは大きな羽を広げると空中に舞い上がった。
空中に穴が開き時の回廊へと続く通路のようなものが現れた。
時の鳥タイムバードはその回廊に入って行った。
回廊の中は、オーロラのように周りが輝いている。
地下鉄の中を走っている感じを想像してもらいたい。周りがオーロ...
「ナノシールド管への閉鎖弁解除。」
人工太陽の閉鎖弁がゆっくり開いて行き、爆発的なエネルギーが動力へ流れ出した。
「光子エネルギー、充填増幅中。」
動力室機関長の東堂一之介(とうどういちのすけ)の低い声が艦内マイクに響く。
「光子エネルギー、重力波変換開始。」
司令ブリッジの佐山大迩航海班...
ウィーン・・・ウィーン・・・ウィーン・・・
旭日艦内に警告音が鳴り響いた。
「総員配置につけ!旭日発進準備!」
艦内マイクで、朝雲艦長の号令がかかった。
次々と旭日のブリッジに乗員が入って来る。
航海班長 佐山大迩(さやまだいじ)は操縦席に座り運転パネルのスイッチを次々とオンにした。
「...
「朝雲艦長。地球に危機が迫っておる。旭日の製造状況はどうかね。」
山神総理は、パネルに映っている朝雲艦長をじっと見つめた。
「もうかれこれ製造を開始して10年の歳月が経ちますが、大きさが月ほどもある為になかなか完成には至りません。旭日は日本人1億人の避難用に計画されましたが、1人1部屋必要として...