自作小説倶楽部4月投稿
- カテゴリ: 自作小説
- 2017/04/30 23:25:41
『越えてきたもの』
終わらない。終わらない。
俺はつぶやいたそれがもう声になっているかもわからない。
俺は白い山を登ろうとするが足元の書類は見る間に崩れ落ちて上ることが出来ない。いくつもの山を越えてきたというのに山はどこまで続いているのかわからない。
「ヤッホーーーー」
必死の俺の耳に呑気な声...
『越えてきたもの』
終わらない。終わらない。
俺はつぶやいたそれがもう声になっているかもわからない。
俺は白い山を登ろうとするが足元の書類は見る間に崩れ落ちて上ることが出来ない。いくつもの山を越えてきたというのに山はどこまで続いているのかわからない。
「ヤッホーーーー」
必死の俺の耳に呑気な声...
★3
まず、主人公の生い立ちが暗い。。
主人公:桐山零は両親、妹を事故で亡くし、父の友人の棋士・幸田に引き取られる。
しかし幸田の家で待っていたのは幸田の実子2人の敵意のまなざしだった。
認められるため将棋に打ち込むが、実力が義理の姉、弟を上回ると家庭内に軋轢が生じ、居場所を無くす。
そんな主人...
『私が死んだ日』
「私が死んだ日のことを教えてください」
ウェイトレスが立ち去るのを待って、そう言った少女はあの日と同じ姿をしていた。紺のセーラー服に長い三つ編み、後ろで1つに編んだ髪を右肩に垂らすところまで記憶の通りだ。胸には〈西野〉という小さなプレートが付いている。
「その前に君は彼女の...
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