年に1度しか得っていない田舎から初雪の便りが届いたあなたは今頃どこで寒さを見ているのだろう心には白い隙間風
あなたからの便りはない当たり前のことあの時見送ったあなたの背中それもまた冷たかった最期の抱擁も冷たかった
白い息が流れていく寒いねって言ったのに春が来るといいねって言ったのにそう言ったあな...
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年に1度しか得っていない田舎から初雪の便りが届いたあなたは今頃どこで寒さを見ているのだろう心には白い隙間風
あなたからの便りはない当たり前のことあの時見送ったあなたの背中それもまた冷たかった最期の抱擁も冷たかった
白い息が流れていく寒いねって言ったのに春が来るといいねって言ったのにそう言ったあな...
冬枯れの町は寂しい街路樹もその葉を落として芽生える時を待っているその日はまだ遠く冷たい風が心に響く
幾度季節を送ったことだろう明るい春まぶしい夏枯葉の秋寒風の冬
その度に微笑んでいた二人ずっと続くと思っていた繰り返す季節の中で二人を切り離すものはなくそれだけが幸せだった
でもここにあなたはいない...
もうすぐ楽しいクリスマス街はクリスマス模様に衣替え大きなリボンを揺らしながら店頭のツリーを飾っているガラス玉の光線がきれい
こんな時はあなたに側にいてほしい人の流れに沿って歩いてどこに行くかもしれずただ一筋の道に沿いながら肩を寄せ合いながら
こんなに想っていても見つめても手を触れてもあなたには近...
いつの間にか止まっていた壁に掛けた振り子時計我がままに言ってあなたからもらった時が止まるように愛も止まるのか愛を動かすねじはあるのか
優しかったあなたいつも私の我ががまを聞いてくれたそれはできないよって言ったこともあるけどそれはそれでいいと思ったあなたの横にいればそれでよかった
疲れたのだろうか...
すっかり葉を落とした街路樹の下をコートの襟を立ててショールを首まで包んで足早に歩く人たち靴音だけが響く
こんな光景をカフェの中から見るなんてなんて優雅なことだろうううん 優雅なんかじゃない昨日別れたあなたのことが頭の中で回転している
走馬燈鵜のようだったあなたと私の愛する日々は明るくそして回る過...