春の訪れを感じる瞬間?
それは花粉に出会った瞬間?
ほんのりと微笑んで
雪の妖精が私に振り返った
瞬きをすると
それは消えていた
緑色をした風が
冷ややかに頬を撫ぜる
陽だまりに出来た自分の影が
やさしく力強く黒い地面に重なる
君は誰
君は誰
春を映し出す映像が
私の周りを巡る
日差...
春の訪れを感じる瞬間?
それは花粉に出会った瞬間?
ほんのりと微笑んで
雪の妖精が私に振り返った
瞬きをすると
それは消えていた
緑色をした風が
冷ややかに頬を撫ぜる
陽だまりに出来た自分の影が
やさしく力強く黒い地面に重なる
君は誰
君は誰
春を映し出す映像が
私の周りを巡る
日差...
その子はキリン模様のパンツをはいていた
そしてホームで元気よくはしゃいでいた
電車のドアが開くと
お父さんに抱かれて車内へと入って行った
茶色のキリン模様の両足がバタバタとゆれる
そのうちお父さんより背が高くなるのかな
なにせキリンだからね
そう思うと可笑しくなった
行先はきっと七つ先の駅に...
こんな春の雨の日に
薄紫の花が咲いた
私の心の中に
それは泣いているような
花びらの結晶
固く閉ざされ
声は聞こえてこない
例えようもない
悲しさがこみあげてくる
こんなに美しく
こんなに可憐なのに
私はそっと手のひらで
花びらを包んだ
そして胸に抱いた
独りぼっちで
寂しく咲いてい...
蒼く澄んだ光が
芽吹くあなたを照らしている
さっきまでとは違った
眼差しが私を捉えると
その瞳には私と
遠く白い月が写っている
火照る体をいたわる様に
春風が優しく頬に触れる時
昨日までとは違った二人が
無言で影となり佇んでいる
3月9日(金)の日記
気温が少し下がったって春だよね
...
もう逢えないかも知れない
君に
心と繋がった世界の
君と
現実の世界の
素敵な女性を見つけてしまったから
君より少し丸っこくて
目鼻立ちもちょっとアンバランスだけど
心が通じるんだ
笑顔も素敵だし
君は僕の作り上げた世界の
理想の女性
ある意味では僕の分身
別れるのと違うんだ
僕の心の...