君の10本の指が躍る
白と黒の鍵盤の上
満たされたように耳を傾ける人々
みんなそんなふうに疲れている
そう こんな週の終わりには
グラスを傾けよう
そして音楽を聞こう
その片隅で君を見ている
知っているかどうか分からないけれど
鍵盤の他には何も見ないで
追いかけたかったに違いない
でもできな...
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君の10本の指が躍る
白と黒の鍵盤の上
満たされたように耳を傾ける人々
みんなそんなふうに疲れている
そう こんな週の終わりには
グラスを傾けよう
そして音楽を聞こう
その片隅で君を見ている
知っているかどうか分からないけれど
鍵盤の他には何も見ないで
追いかけたかったに違いない
でもできな...
なんだか言いにくそうに
あなたの唇が動く
そうね その気持ちはわかるわ
べつに言わなくてもいいのよ
だってもう分かっているもの
私達が今 別れていたことを
そう 気が付いていたのよ
いつかは壁に突き当たる
粉々になるこの恋を
でも二人でいたかった
どんなことが待っていようとも
でも生きていくのよ...
暑い夏を通り抜けて
風が涼しさを運んでくる
昨日まであったテントのカフェも
その季節を追い
今日もうその姿はなかったたった
何故と聞かれても
その答えは出てこない
短すぎたのかもしれない
たったひとつの愛のかけら
どこへと導いていたのだろう
あなたの彼女
私の彼
知らないうちに迷路に入り込ん...