瑛太を起こさないように、そっと、ベッドから出た。シングルベッドに、二人で寝ることも、すっかり慣れた。自分より一回り若い瑛太の寝顔を見て、可愛いと思った。瑛太が、初めて、この部屋に来た時のことを思い出して、恭子は微笑んだ。
長く咲いていた桜が散った頃、恭子は、38度を超える熱を出して寝込んだ。恭子は、...
- いいね♪
- コメントを見る・書く（100）
-
沖人
好物はうどんと天津飯である。うどんは、DNAに刻まれたものであるが、天津飯は高校生の頃の習慣である。育ち盛りで夕飯まで空腹に耐えられず、時々学校帰りに、同級生達と駅前の小汚い中華料理屋でご飯を食べてから帰っていたが、330円の天津飯がとても美味しかった。
昨日は、久しぶりに天津飯を食べたくなり、東京...
- いいね♪
- コメントを見る・書く（100）
-
8月から、お昼ごはんがお結び一個になった。ダイエットをしているのではなく、貧乏だからだ。10月からの煙草の値上げを、万全の態勢で迎え撃つ準備を進めている。
会社の売店で、100円のおにぎりを買っていたが、冷凍していた赤飯のお結びを鞄に入れておけば、お昼には食べごろになっていることを発見した。
赤飯の...
- いいね♪
- コメントを見る・書く（100）
-
昨日の夜、二コタをしていたら、腕に何かを感じた。見ると、小さな虫がついている。ティッシュでつまんでとって、ゴミ箱に捨てに行こうと思ったら、布団のシーツの上に小さな虫があちこちにいる。
天井を見上げたら、蛍光灯に小さな虫が、大量にくっついている。小さな虫は、明かりを点けていた二コタ部屋の蛍光灯と白いシ...
- いいね♪
- コメントを見る・書く（100）
-
昨日、喫茶店に入り、珈琲とモーニングサービスを頼んだ。珈琲は出てきたが、サービスのトーストとゆで卵がなかなか出てこない。店員さんに、まだですかと聞いたら、もう少し、お待ちくださいとのこと。
隣のテーブルの御夫人も、まだですかと聞いていた。隣の御婦人には出てきたけど、自分には出てこない。新聞を読み終え...
- いいね♪
- コメントを見る・書く（100）
-
