鐘の音や目を赤くして鳴く鳥に秋風痛し日暮道かな
晩鐘が聞こえる茜色に染まった空のもと
高い鳴き声も苦しそうに目を赤くして一羽の鳥が空を横切っていった
そんな日暮道を帰る私に秋の風が冷たく吹きよせる
ありきたりの風景がありきたりではない
景色も紅く染まる今私の心にさらに冷たい風が吹いた
もうすぐだこ...
鐘の音や目を赤くして鳴く鳥に秋風痛し日暮道かな
晩鐘が聞こえる茜色に染まった空のもと
高い鳴き声も苦しそうに目を赤くして一羽の鳥が空を横切っていった
そんな日暮道を帰る私に秋の風が冷たく吹きよせる
ありきたりの風景がありきたりではない
景色も紅く染まる今私の心にさらに冷たい風が吹いた
もうすぐだこ...
灰色の世界の中で思考が停止した
化石のように固まってしまった私
揺れるブランコに乗りながら上下に動く景色をただ見ている
今背中を押してくれている人は誰
それはあなたの優しさと違ったやさしさ
もう少ししたら私は溶ける熱い紅茶に入れた白い砂糖のように
もう少ししたら私は振り向くあなた以外の他の香りを求め...