月は嗤い、雨は啼く 第八章
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/12/13 23:00:58
第八章
いつもは不快な気持ちで起きていた朝だったが、今朝はなんだかスッキリと起きれた様に感じた。恐怖心という不安定な心を持ったまま、私は携帯の電源を入れる。彼からの連絡は来ていた、今迄と変わらず「おはよ」と。その連絡に酷く安堵し、私はこんな人初めてだな、と不思議な感覚になっていた。どうして彼が私に毎...
精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><
第八章
いつもは不快な気持ちで起きていた朝だったが、今朝はなんだかスッキリと起きれた様に感じた。恐怖心という不安定な心を持ったまま、私は携帯の電源を入れる。彼からの連絡は来ていた、今迄と変わらず「おはよ」と。その連絡に酷く安堵し、私はこんな人初めてだな、と不思議な感覚になっていた。どうして彼が私に毎...
第七章
「私ね、好きだよ…」とてつもない恐怖心を抱えたまま、伝える。彼にとっては同情心だったかもしれない、それでも「俺もすきだよ」そう伝えてくれた。私は、その文字を見て泣いていた。「いつかは離れて行ってしまうかもしれない存在」に不覚にも涙が出てしまったのだ。「すきだよ」その言葉を信じる...
第六章
それから彼とのdmでのやり取りは深夜の2時頃まで続いた。彼はとても不思議な感覚の人で、直ぐに仲良くなる事が出来た。下心のなさそうな、会話をしてくれる人だった。私の心を埋めてあげる、とも言ってくれた人。「この人」の言葉を信じて良いのか分からなかったが、私はその素直な気持ちを伝えた。「人間不信拗...
第五章
いつもの様に不快感で起きた私は「期待」していたのか、自分でも未だに分からないのだが、ぼんやりと携帯の電源を入れた。私の精一杯の「勇気」は無駄だったようだった。返事等来る筈もなかったからな、なんて自分を慰めるかのように呟きなんだかとてつもない「疲労感」が身体を襲い、また眠りへと落ちて行った。随...