第六章
隣人の彼は言葉を探すかの様に、少しずつ今の心境を話し始めた。「俺…恋人と6年一緒にいたんすよね…俺の中では結婚も考えてたんすよ…」…「そう…だったんですね」…「今日、葬式に行って…なんて言うんす...
精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><
第六章
隣人の彼は言葉を探すかの様に、少しずつ今の心境を話し始めた。「俺…恋人と6年一緒にいたんすよね…俺の中では結婚も考えてたんすよ…」…「そう…だったんですね」…「今日、葬式に行って…なんて言うんす...
第五章
夕飯を作ろうと思い始めて30分程経った頃、私は…隣人は本当に来てくれるのだろうかと、猜疑心に飲まれていた。…社交辞令的な発言だったのでは…?と決まった筈のオムライスを作れずにいた。卵を溶き始めてなんだか作る気になれなくなってしまった私だ。時計は18時...
第四章
私が翌日目を覚ましたのは6時を少し過ぎた頃だった。…2時間しか眠れなかったんだな、と思いながらも、身体を起こし洗顔する事にした。洗顔と歯磨きを済ませ、すっかり増えてしまった薬を飲み、いつも通りの朝の支度をし始める。私の仕事は8時から始まる。それまでに、簡単なメイクをし着替えを済...
第三章
「すみません…折角作って頂いたのに…」隣人の手料理を食べきる事が出来ないまま、私は自分の部屋へと戻っていた。なんだか切ない話だったな…と考えに耽りながら煙草へと手を伸ばす。…恋人を事故で失うってどんな気持ちだったんだろう…...
第二章
私は隣人に言われるがまま、隣の部屋のインターホンを鳴らしていた。部屋の中から「どうぞー」と言う声が小さく聞こえていた。私はドアを開け、「お邪魔します…」と中へと入って行った。私は玄関で立ち竦んでいた。部屋の中は明る過ぎず暗過ぎずでもない明かりが心地良く灯っていた。隣人の男性は玄...