【小説】ガラスの少女 その⑦ 別れの宣告
- カテゴリ: 自作小説
- 2025/03/02 19:55:23
――――3年10組の教室
いったん帰りかけた愛里ちゃんが戻ってきてくれました。大地君は、冷たく愛里ちゃんに帰るようにいいました。でも、私は愛里ちゃんにいて欲しいとお願いしました。
「平松、残ってても気持ちのいい話じゃないぞ!」大地君は冷たく言いました。愛里ちゃんは無言でうなずきました。
大地君の言...
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――――3年10組の教室
いったん帰りかけた愛里ちゃんが戻ってきてくれました。大地君は、冷たく愛里ちゃんに帰るようにいいました。でも、私は愛里ちゃんにいて欲しいとお願いしました。
「平松、残ってても気持ちのいい話じゃないぞ!」大地君は冷たく言いました。愛里ちゃんは無言でうなずきました。
大地君の言...
――――3年10組
今日も看板係しなきゃ...伊藤さん、いないけど、どうしたのかしら?浩平は生徒会の仕事だって言ってたし...看板の方は、1年生が頑張ってくれてました。
6時過ぎたころ、応援団の練習が終わったみたいで、愛里ちゃんが様子を見に来てくれました。「湖桃先輩、こんばんは♡」「愛里ちゃん、こ...
――――湖桃の部屋
看板係...私に嫌がらせするためにやらしたのかな...伊藤さんが直接嫌がらせをしてくることはないけど...他の人達が無理を言ってくる...
今日なんか、浩平が教室からいなくなると、仕事を押し付けて、みんな帰って行った...
大地君や愛里ちゃんや愛里ちゃんの友達が手伝ってくれて何...
――――S高等学校3年10組
夏休みも終わり2学期。スポーツの秋。S高等学校でも体育祭が催されます。体育祭のことは、体育委員の大地君と浅倉さんが仕切っていました。「応援団長は、高橋君でいいですね。」「あと、応援団に立候補者いますか?」女子が多く立候補したけど、「高橋君目当ての人は却下ですよ。」「女...
――――3年10組
「池田さん、なにかあったの?顔が真っ青だよ。」梶君が心配して聞いてくれました。でも、前の学校でいじめられてたことや、さっきの伊藤さんたちに言われたこと、梶君には知られたくなくって、「...平気。」とぼそっと答えました。
それからも、梶君はなにかにつけて私に優しく接してくれました...