あなたは寂しいのだ
きっと
風のささやきも
陽のぬくもりも 空の青さも
森の緑も
いたたまれなく胸を刺すので
風に舞う木の葉も
陽の当たる公園も 空を飛ぶ鳥たちも
森の中の小さな生き物も
全てが心の中で砕け散ってしまう
見るものが全て恐ろしい
その存在が落ちてくるとき
逃げる事の出来ない...
あなたは寂しいのだ
きっと
風のささやきも
陽のぬくもりも 空の青さも
森の緑も
いたたまれなく胸を刺すので
風に舞う木の葉も
陽の当たる公園も 空を飛ぶ鳥たちも
森の中の小さな生き物も
全てが心の中で砕け散ってしまう
見るものが全て恐ろしい
その存在が落ちてくるとき
逃げる事の出来ない...
旋律が響く長く続く回廊に
あなたの力強い足音が響くリズムを取りながら
一歩一歩進んでいく
景色が流れていくその足並みと共に
暑い夏の日差しを受けながら強い嵐の雨風を受けながら
わたしも進むあなたと共に
不敵な作りの厚い碧い壁に守られながら
わたしたちは負けない
窓から澄んだ空が見える風に乗り春の香...
夢の中にあなたがいる
振り向きながら微笑んでいる
色彩が流れていく未来という彩りが舞っている
時が流れていく過去という香りがそこに漂う
あなたは歩いていく独り道を
過去に向かってなのかそれとも未来へ向かってなのか
あなたは歩き続ける
白や赤や青や緑やそして黒に染まりながら森や海や花の香りの中を
わた...
それは春の記憶
あなたの横顔桜色の香
それは遠い遠い記憶
あなたの黒髪に舞い散る花びら
青い空に映るあなたの笑顔
そよぐ風の中桜の並木が続いている
木陰のベンチに私が座っているあなたと
今目を閉じる
そして今深く呼吸をする
春の暖かさは優しくあなたの香りがした
あるはずのない花びらが目の前をかすめた...