ねえ、そうでしょう? 私は彼らを恐れているのではない。必死に生きる彼らに嫉妬し、それを認められない我が身の傲慢さに、いま、狂いそうなほどの罪悪感を覚えているのです。
この傲慢さに気が付きながらも、やはりあの浅ましい喧騒には死んでも戻れないという、私のこの救いようのない卑怯さを、どうか、あなただけでも...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
ねえ、そうでしょう? 私は彼らを恐れているのではない。必死に生きる彼らに嫉妬し、それを認められない我が身の傲慢さに、いま、狂いそうなほどの罪悪感を覚えているのです。
この傲慢さに気が付きながらも、やはりあの浅ましい喧騒には死んでも戻れないという、私のこの救いようのない卑怯さを、どうか、あなただけでも...
ねえ、聞いてくれませんか。あなたなら、きっと分かってくれる。私はさっきから、この薄暗い坂道を、まるで世間から追われた犯罪者のような顔をして歩いているのです。
昼間、あの盛りのついた獣のように、浅ましい欲望を剥き出しにして群れている人間たちを見ていたら、もう、たまらなくなってしまって。手元の端末に流れ...
ああ、私はなんと嫌な、浅薄な男なのだろう。盛りのついた獣の如き人間たちを、心の中で「浅ましい」と蔑み、自分だけは高尚で、清らかな月光の住人であるかのような顔をしている。ガス灯の影で黒い野良犬に語りかけながら、孤高の逃亡者を気取っている。
だが、その実、私の中にあるのは、煮詰めたような「知識人」の傲慢...
近頃の人間たちの、あの「盛りのついた」獣のような有様は、一体どうしたことだろう。街を歩けば、他人の目を惹きつけようと、品性の欠片もない言葉や身振りをこれでもかと見せびらかしている。それだけではない。手元の端末に流れる文面を開けば、そこにもまた、おぞましいほどの自己顕示と、剥き出しの欲望が、ねっとりと...
昼間の人間たちの、あのむっとするような生々しい欲望の匂いに、私はとうとう耐え切れなくなった。
皆、他人の足を引っ張り、己の懐を肥やすことばかりを考えて眼を血走らせている。そんな彼らの「正体」に気が付いてしまうたび、私は吐き気すら覚えるのだ。だから私は、夜に逃げる。薄暗い坂道を下ると、古びたガス灯が、...