【お話】冒険風味のピクニックバスケット
- カテゴリ: コーデ広場
- 2023/10/12 09:36:23
星よ。星よ。星たちよ。
そのきらめきに声もなく見入った人は、世の始まりの時からどれほどいたのだろう。
星よ。星よ。星たちよ。
高く、低く、響き合う重なり合う、静寂の歌声に圧倒されて聞き入った人はどれほど。
何を語るのか。
何を示すのか。
星はただそこにある。人はそれを見上げる。
あこがれに心奪わ...
ほんのり楽しい、まったり時間。そんな場所。
星よ。星よ。星たちよ。
そのきらめきに声もなく見入った人は、世の始まりの時からどれほどいたのだろう。
星よ。星よ。星たちよ。
高く、低く、響き合う重なり合う、静寂の歌声に圧倒されて聞き入った人はどれほど。
何を語るのか。
何を示すのか。
星はただそこにある。人はそれを見上げる。
あこがれに心奪わ...
金木犀が、薫る季節になったから。
月の舟を、こぎ出してみたんだよ。
冷えた大気に、星の光が冴えるから。
こぼれ落ちる星の光をすくいあげて、
ジャムにするんだ。煮詰めてさ。
すっきり、しんと冷える星の光のジャム。ぱちぱち、しゅわっと舌の上でほどける。
ひとさじで、綺麗なメロディが聞こえるんだ。
こ...
時間旅行をしてみたんだ。
星と月と太陽の位置を確認して、その場を利用して、
過去に消えてしまった国の、夢の跡を見て回った。
お城や図書室、人々の暮らしていた街の中なんかをね。
呪文で構成された建物の群れは、世界が記憶している過去の姿。
確かにそこにあるのに、でも実際には、消えてしまったもの。
不...
こんばんは。
夜だけの喫茶店にようこそ。
ここではお茶が一杯出るだけ。他には何もないよ。
つまらないって? ふふ、そう思うの?
君には見えない? 聞こえない?
命の光に満ちた大気。
妖精の女王の城のきらめき、楽師たちのフィドルの音。
星々や月の光が歌う、祝福の歌。
たかがお茶一杯。
されどお茶一杯...
刻限だ。
行かなければ。もう、ここにはいられない。
呼ぶ声が、ずっと聞こえていた。詩人はここにいながら、別の世界をのぞく存在なんだって、知っていただろう?
門の向こうに何があるのか、僕は知らない。
美しい世界なのか、醜い世界なのか。
でもそれは、こちらの世界だって同じだった。リュートを抱えてぼくは...