時間旅行をしてみたんだ。
星と月と太陽の位置を確認して、その場を利用して、
過去に消えてしまった国の、夢の跡を見て回った。
お城や図書室、人々の暮らしていた街の中なんかをね。
呪文で構成された建物の群れは、世界が記憶している過去の姿。
確かにそこにあるのに、でも実際には、消えてしまったもの。
不...
ほんのり楽しい、まったり時間。そんな場所。
時間旅行をしてみたんだ。
星と月と太陽の位置を確認して、その場を利用して、
過去に消えてしまった国の、夢の跡を見て回った。
お城や図書室、人々の暮らしていた街の中なんかをね。
呪文で構成された建物の群れは、世界が記憶している過去の姿。
確かにそこにあるのに、でも実際には、消えてしまったもの。
不...
こんばんは。
夜だけの喫茶店にようこそ。
ここではお茶が一杯出るだけ。他には何もないよ。
つまらないって? ふふ、そう思うの?
君には見えない? 聞こえない?
命の光に満ちた大気。
妖精の女王の城のきらめき、楽師たちのフィドルの音。
星々や月の光が歌う、祝福の歌。
たかがお茶一杯。
されどお茶一杯...
刻限だ。
行かなければ。もう、ここにはいられない。
呼ぶ声が、ずっと聞こえていた。詩人はここにいながら、別の世界をのぞく存在なんだって、知っていただろう?
門の向こうに何があるのか、僕は知らない。
美しい世界なのか、醜い世界なのか。
でもそれは、こちらの世界だって同じだった。リュートを抱えてぼくは...
本の整理をしてたんだよ。
魔法学園の図書館だから、そういう本が多いのは知っていたけど。
でもさ。歌い出すなんて、思わないじゃない。
勝手に飛び回って、本棚に入ってくれない本があるから、
つかまえなきゃ。って思っていたのに、
つい聞いちゃったよ。バリトンの声ですごかった。
百年ぐらい前の卒業生で、歌...
妖精が一人、隠れてしまいました(^^;
月光と星の光で、磨いたポーション。
妖精の歌をひとさじ入れたら、何が起きる?