ゴイクントムは、船乗り時代に食べたあの味でした。
- カテゴリ: コーデ広場
- 2019/12/04 00:07:59
私は、アラビアンナイト風の衣装の女性が差しだしてきた“ゴイクントム”を戸惑いながらも受け取ると念の為観察したり匂いを嗅いだりしてみました。
(不審な点は無さそうですね)
恐る恐る一口齧ってみると、船乗りとして活躍していた時に仕事先の国で食べたあの味が口の中に広がっていきます。...
私は、アラビアンナイト風の衣装の女性が差しだしてきた“ゴイクントム”を戸惑いながらも受け取ると念の為観察したり匂いを嗅いだりしてみました。
(不審な点は無さそうですね)
恐る恐る一口齧ってみると、船乗りとして活躍していた時に仕事先の国で食べたあの味が口の中に広がっていきます。...
「私もこの水龍も、貴方と敵対する意思はありません。」
アラビアンナイト風の衣装の女性の言葉に、警戒しつつも様子を窺っていると、何時の間にかドラゴンバスターの反応が無くなっていました。
(…どうやら、本当に敵対する気は無いようですね)
「私は、千里を見通す魔術師。ドラゴンバスターに選ばれ...
その日は、森の中にある小さな集落を歩いていました。河川の近くに差し掛かった時、突然ドラゴンバスターが反応したのです。
ザッバーーーーーン
「あれは…水龍!」
ドラゴンバスターが反応したのとほぼ同じタイミングで、大きな水飛沫と共に、河川の中から水龍とアラビアンナイト風の衣装の女性が現れた...
大人しく暮らして居れば手出しせぬものを…暗陰を刻する者よ、再びこの都に災いを齎そうとするのならば光陽を刻する一族の末裔、そしてこの琴杖の継承者として、二度と災いを齎せぬようその妖刀もろとも永遠に封印しますわ!
あの日…我が一族が光陽を刻する一族に敗れ、都を追われた日から1日たりとも忘れることなど無かったこの積年の恨み、今こそ晴らす時が来た!光陽を刻する者よ、この妖刀の錆にしてくれるわ!そして、我が一族の栄華を取り戻すのだ!