【お話】クレヨンが、魔法の杖。
- カテゴリ: コーデ広場
- 2017/09/24 18:39:54
金木犀の香りが、あちこちに漂うようになってきた。
秋だなあ。
緑の魔法使いの部屋は、植物だらけ。そこにちょっとお邪魔して、
クレヨンで、絵を描いてみた。
このクレヨンは、実は魔法の杖だったりする。
これで描いた絵には、命が吹き込まれたりするんだって。
正しい手順で描いたなら、その夜、描いたものが、夢...
ほんのり楽しい、まったり時間。そんな場所。
金木犀の香りが、あちこちに漂うようになってきた。
秋だなあ。
緑の魔法使いの部屋は、植物だらけ。そこにちょっとお邪魔して、
クレヨンで、絵を描いてみた。
このクレヨンは、実は魔法の杖だったりする。
これで描いた絵には、命が吹き込まれたりするんだって。
正しい手順で描いたなら、その夜、描いたものが、夢...
ハーミア。それが、わたしの名前。
恋人であるライサンダーをさがして、夜の森を駆け抜けた少女。
つつましやかで、おとなしいなんて、誰が言ったの?
父親の言いつけにさからって、家を出る。獣やあやかしの蠢く夜の世界を、一人で駆け抜ける。
相当に気が強くなきゃ、できないわ。
今と違って、灯りのない夜なのよ。...
「君、まだ、ここに来る予定のない人だよね」
静寂の森で、出会った。花かごには、白い花が集められていた。
「君の魂が喚び起こす彩は、まだ、こんなに色づいている。
綺麗なすみれ色。何か悲しいことでもあった?
何もかもを忘れて、洗い流して、真っ白になってしまうまでには、
まだ、随分と時間があるよ。
...
去年、配布された八周年の、ニコッと事務局さん人形と、手をつないでみました。
……………。
誘拐犯じゃないです。
迷子を案内中の人です。そんな感じです。誘拐犯じゃないです。
きらきら輝く、クリスタルの光。
浮かぶ水の泡も、瞬く間に凍り付き、
白く、白く、……ただ、白の中に沈む。
この果ての地は、雪と氷が支配する。
全てを飲み込む静寂が、
凍てつく眠りを奏でている。
だからわたしは、
ローレライを気取ってみよう。
生命の炎を輝かせる、赤い木の実...