【お話】お届けものです。
- カテゴリ: コーデ広場
- 2017/08/24 08:38:33
窓からお邪魔いたします。
夜分にすみません、こんばんは。郵便屋さんです。
寝苦しい夜に、ひんやり魔法をお届けにあがりました。
月のしずくをひとまぜして、薔薇の妖精の力を借りて、
ほのかに甘い、月光のジュース。
レモンで割って、召し上がれ。
***
暑かったので。
月光のジュースにレモンをしぽって...
ほんのり楽しい、まったり時間。そんな場所。
窓からお邪魔いたします。
夜分にすみません、こんばんは。郵便屋さんです。
寝苦しい夜に、ひんやり魔法をお届けにあがりました。
月のしずくをひとまぜして、薔薇の妖精の力を借りて、
ほのかに甘い、月光のジュース。
レモンで割って、召し上がれ。
***
暑かったので。
月光のジュースにレモンをしぽって...
すっきり、白と黒。そこに金色。
ちょっとスタイリッシュな感じ。
狙ったわけじゃなかったんですが、
イカ頭に天使の輪。なぜだろう。妙に合っている気が。
船つきなんですが、
この格好で海に入ると、船が沈没したみたいな格好で泳ぐことになります。
あれ、どうにかならんのかな。
海に沈んだ都がある。
月の光が海底にまで届く夜には、その都に最後まで残った詩人の歌が、
彼方から響くという。
その都がなぜ、沈んだのか。
彼方に消えた魔法の歌を、歌い続けている詩人が、誰なのか。
今となっては、誰にもわからない。
ただ,月光が。
海の底にたゆたうそのメロディを、
世界を愛して、歌って...