本庄鈴江と割れた茶碗
- カテゴリ: 日記
- 2023/06/12 14:02:05
本庄鈴江と割れた茶碗
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ブルマスという加工の仕方で作った珈琲豆で煎れた珈琲とミルフィーユケーキを持って行ったとき宿川花梨はお客さんの美しい小物に目を奪われた。お客さんも綺麗には綺麗なのだがそれより身につけたものが美しい。「あら、綺麗な財布ね。新色かしら?見たことないけどブランド物みたいね」宿...
未来人の歴史 再度連載
本庄鈴江と割れた茶碗
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ブルマスという加工の仕方で作った珈琲豆で煎れた珈琲とミルフィーユケーキを持って行ったとき宿川花梨はお客さんの美しい小物に目を奪われた。お客さんも綺麗には綺麗なのだがそれより身につけたものが美しい。「あら、綺麗な財布ね。新色かしら?見たことないけどブランド物みたいね」宿...
鈴城菜と知らない男
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『お母さん、お父さん。一人にしないで。ちゃんとやれるからご飯食べさせて』鈴城(すずしろ)菜(さい)は夢を見た。子供の頃の夢。私のトラウマ。起きると隣で寝ている昨日知り合った男を起こさないようにシャワーを浴び着替え外に出る。煌びやかな色は朝方のラブホテルには無いようだ。鈴...
葉冴健治と帝水玖瑠実の関係
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宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。「やどかり、ティラ・エスコート」本人は恋愛の相談役として首を突っ込み話をややこしくして持ってくる猫田がカウンター席で注文する。「また恋愛マスターの助けが必要なんだ」猫田「・・・私は珈琲マスターよ。」宿川花鈴「マス...
加園翔平と徳本彩香の共同作業
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宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。今日はお客さんが少ない。平日の時間帯だからだ。何かの楽器を持つ若い女性と資料のようなものを書くサラリーマン。外は雨のため出るに出れないのもあるのか時間つぶしもしているのだろう。外にある庭には松の木が濡れて僅かな...
新妻武と桃園雫の恋愛観
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宿川花鈴はいつものようにカウンターで珈琲を入れる。古民家をリホームした店内は年代物の柱の他は円テーブルや椅子。大きなガラス戸には木々のある庭が見える。テーブル席は間切りした小部屋があったとは思えないほど解放的だ。屋根裏が柱を通してそのまま覗けるほどでリホーム費用は高...