王女が口から火を吐いた!
その横に王子が飛翔し、固い尾で兵士の武器を叩き落としてゆく。
兵士たちの間に動揺が走り、一人が逃げ出すとあっという間に総崩れになった。
アルが、兵士たちの後を追うように走り出した。
月光の下に、クレオンが仁王立ちしている。
月を過るメガ女王の影が辺りを暗くした。
クレオンが...
来てくださった皆様、ありがとうございます。
王女が口から火を吐いた!
その横に王子が飛翔し、固い尾で兵士の武器を叩き落としてゆく。
兵士たちの間に動揺が走り、一人が逃げ出すとあっという間に総崩れになった。
アルが、兵士たちの後を追うように走り出した。
月光の下に、クレオンが仁王立ちしている。
月を過るメガ女王の影が辺りを暗くした。
クレオンが...
その頃、城の地下道でピーちゃんはとんでもないものを見つけていた。
大勢の人間が地下牢に閉じ込められていたのだ。
その中の一つに、赤間道士がいた。
「ピーちゃん、たすけて!」
「キキキ、キキ?(何やってんだ、そんなところで?)」
「助けてください!明日の朝食のカボチャスープにするって言われたんです!」...
「ねえ、もう4カ所もまわったのに赤間道士に追いつかないし、いつになったら帰れるの?」
みなわの問いに、スーツの男が答えた。
「赤間道士を追いかけていたのか?」
「そうよ」
「なるほど…それじゃあ、赤間道士のいるかもしれない場所に連れて行こう」
「やった~!」
喜ぶみなわを見ながら、...
突然現れた男は、みなわがタコと円板を持っているのを見て何も言わず銃を撃ってきた。
屋上の排気塔に隠れたみなわは、何とかしてエレベーターか階段に行きつこうと隙を狙ったが、男が邪魔で行きつけそうにもない。
男が、徐々に近づいてくる。
「キキキ(このままだと逃げられない、俺が注意をひきつけれから隙を見て逃...
4つ目の寄港地は、ブタペストの街だった。
ドナウ川の河畔に降ろされたみなわは、360度を見まわし、
「きれ~い!」
と、声を上げた。
みなわはドナウの河畔をゆっくりと歩いて、上流へと向かった。
「ここって、ある意味今までで一番難しいかも」
「キ?」
「だって、何があっても不思議じゃないもん」
「&h...