2007年の夏、ひまわりの病名が発覚した時の事です。
私はある芸能事務所にメールを打ちました。
ひまわりは、１０代の頃からある俳優さんにメロメロだったのです。
その人の名は・・・
舘ひろしさん
私など、逆立ちしてもかなわないお相手であります。
ひまわりの深刻な病名を聞いてしまった私は、彼の所...
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ひまわり畑を眺める一匹猫
猫はただ、風に吹かれながらひまわりの花を観ていました。
まるで懐かしいぬくもりを思い出しているかのように。
妻を失って、これで３度目だろうか。
ヤツが来るのは。
妻の四十九日法要が終わった頃、初めて来やがった。
ヤツが来ると、夜は殆ど朝方まで起きているようになる。
そして食事ができなくなる。
初めての時は、ただ妻がかわいそうで、かわいそうで
自分が代わってあげられたらと思っていた。
もしも...
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４月のとある朝。
まだひまわりは元気で、完治を目指して抗がん剤治療をしていた頃です。
彼女は一枚の新聞広告を持って、私の所に駆け寄ります。
「ねぇねぇ、コレ欲しい。」
手には ＤＶＤ ＢＯＸ の広告。
さて、彼女が欲しがっている作品は・・・。
刑事コロンボ
そもそも、彼女が刑事コロンボを始めて観...
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人に心配をかけちゃあいけないと、良く申しますなぁ。
私は心配をよくする。
しても仕方が無いのは良くわかってる。
でも心配する。
息子が産まれる時も、ただただうろたえ、歩き回り、何もできなかった。
苦しむ妻を勇気付ける事もできず、そばにいても邪魔なだけだった。
四苦八苦の一つと言われている「産まれ...
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ひまわりが亡くなって、ちょうど２週間が過ぎた頃。
８月１０日の夜に、ひまわりの携帯が鳴ったのです。
時間は１０時を少し回った頃でした。
私はその電話に出て、とても戸惑ってしまいました。
「もしもし、あの・・・ひまわりさんの携帯ですか？。」
「はい・・・そうなのですが・・・どちら様でしょうか？。」...
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