ドラゴン日誌 ドラゴンズ(中日ではありません)
- カテゴリ: 日記
- 2011/12/08 12:48:46
次は何処なんだ…俺はうんざりしながら、独り言を言った。
船べりの手すりから身を乗り出して、フェレットが海を覗き込んでいる。
ヒヨコが…!
「キー!(こら、走るな!)」
甲板を走り回るヒヨコを摘み上げながら、俺は怒りに震えた。
俺は保育所の先生か?
なんでこんな連中の面倒を...
来てくださった皆様、ありがとうございます。
次は何処なんだ…俺はうんざりしながら、独り言を言った。
船べりの手すりから身を乗り出して、フェレットが海を覗き込んでいる。
ヒヨコが…!
「キー!(こら、走るな!)」
甲板を走り回るヒヨコを摘み上げながら、俺は怒りに震えた。
俺は保育所の先生か?
なんでこんな連中の面倒を...
案の定、有り金はたいて服とバッグを買ったみなわは、
「ピーちゃん、入館料残ってないかも…」
「キキッキキキキ!(バカかお前は)」
第一その恰好はなんだ!?
目立ちすぎだろう!それならさっきの服のほうがよっぽどましだぞ!
俺がそう言おうとした瞬間、
「仕方ない、夜に忍び込むわ!」
みなわ...
「キキ、キキー!(みなわ、こいつを何とかしろ!)」
俺は、俺の足元にしがみついてる生き物を蹴ってやった!
「シャー!」
と、そいつは唸った。
いけ好かない!
「キ、キキキ(どうする気だこいつを)」
「だって仕方ないじゃん。しがみついたまま離れないんだもん」
フェレットは、俺をにらみながらあかんべーを...
ライオンの爪が、みなわに届く寸前に、俺は奴の左目を爪で引っ掻いてやった。
「キャン!」
という間抜けた声がどこかから聞こえた…えっ?
そんなことにかまっている暇はない、俺はみなわに叫んだ。
「 剣だ!みなわ!!」
体勢を立て直したみなわは、妖刀ムラマサを鞘ばしった。
怪しい...
俺は一晩中周りを警戒して起きていた。
みなわは…見知らぬ船室で、よくこんなに爆睡できるもんだ。
朝、俺はようやく眠りについた。
直後に、
「起きてピーちゃん!いつまで寝てるのよ!!」
頭の上でみなわが叫ぶ。
「………キ」
「着いたよ」
俺は一気...