馬鹿だなぁ、って君は笑う
夕焼けに溶けるその声で
わざと遠回りした帰り道
理由なんて、言えるわけないのに 馬鹿だなぁ、って自分でも思う
気づかないふりをしているだけ
並んで歩くこの距離が
少しでも長く続けばいいなんて コンビニの灯り、風の匂い
どうでもいい話で繋ぐ時間
本当はひとつだ...
馬鹿だなぁ、って君は笑う
夕焼けに溶けるその声で
わざと遠回りした帰り道
理由なんて、言えるわけないのに 馬鹿だなぁ、って自分でも思う
気づかないふりをしているだけ
並んで歩くこの距離が
少しでも長く続けばいいなんて コンビニの灯り、風の匂い
どうでもいい話で繋ぐ時間
本当はひとつだ...
銀河の瞬きを模した、青白き液晶の祭壇
私は指先という名の、震える巡礼者を走らせ
魂の破片(ログ)を、光の速さで君へと捧げた。
しかし、運命の歯車は冷徹な沈黙を奏で
通信という名の、透明な糸は断ち切られた。
「ユーザーが見つかりません」という、墓碑銘のような文字列が
私の網膜という名の、古...
春は、少しだけ背筋を伸ばさせる。
新しく買ったジャケットは、まだ布の硬さが残っていて、歩くたびにかすかな音を立てる。ズボンの折り目はまっすぐで、どこか自分まで整えられたような気がした。足元の白いスニーカーは、汚れを恐れるほどにまぶしくて、けれど同時に、どこへでも行けそうな軽さをくれる。 いつもの道...
利益が出ない会社は
未来を語らなくなる 代わりに始まるのは
可能性の検死だ その案は甘い
その前提は弱い
その数字は楽観的すぎる 言葉はすべて正しい
だからこそ何も生まれない 彼らは賢い
外す理由を見つけることにおいて 当てることには
もう興味がない ゼロにすれば失敗はない
ゼロにす...
誰とも付き合いたくない、
その言葉は
冷たい刃ではなく、
静かな湖の底に沈んだ
一片の月のようだ。触れ合えば、
きっと温もりはあるのだろう。
けれど
温もりは同時に
形のない鎖でもある。わたしはまだ、
誰の名も刻まれていない
この孤独を
白い花のように
胸の奥で咲かせていたい。約束は、
甘い香りのす...