2013.12.9.しとしと
- カテゴリ: 日記
- 2013/12/10 04:24:33
目覚ましの代わりに
届いた音は
寒さを纏う
静かな雨の歩み
冬を彩る
木々の肌を湿らせ
大地の布団に
柔らかさを与える
目覚ましの代わりに
届いた音は
寒さを纏う
静かな雨の歩み
冬を彩る
木々の肌を湿らせ
大地の布団に
柔らかさを与える
時計の針は
朝だけれど
外は真っ暗
いつ明ける
忘れた頃に
日が射せば
東の窓には
青空だけが
短い真昼の
暖光浴びて
穏やか一日
暮れるまで
気紛れに検索
リンクの先で
縁があるのだろう
書籍に出会う再び
先代から続く収集の
予定を本棚と相談す
冬を迎えたる
物思いの日に
耳に優しく
音色が届く
楽しみ会の
練習かしら
時折間違う
調べに笑い
互いに支え
も一度奏で
淡く染まった
東の空の
覆った雲の
朱に臨む
木立に佇む
目覚めのアオサギ
刻みし影の
絵のごとし