黒猫目日記113 (ヒツジ校長の憂鬱)
- カテゴリ: 日記
- 2014/03/19 13:00:38
この街の一角にはヒツジ学園と云う学び舎がある。
農菜園や楽団なども充実した学校だか、服飾系の授業もおこなっているようだ。
以前、服飾学部の裁縫道具なども売りに出されて人気を博していた。
教職員の大半が羊なだけあって素材、教材には事欠かないのではないか。
その、学園の校長より手紙が届いた。
『今度、...
この街の一角にはヒツジ学園と云う学び舎がある。
農菜園や楽団なども充実した学校だか、服飾系の授業もおこなっているようだ。
以前、服飾学部の裁縫道具なども売りに出されて人気を博していた。
教職員の大半が羊なだけあって素材、教材には事欠かないのではないか。
その、学園の校長より手紙が届いた。
『今度、...
チョコ屋の御曹司が窓辺の想い人の許に届けと数日かけて作り上げた階段は無事完成を迎えた。
思い合う気持ちを広く世に知らしめたが為かどうか、どうやら二人の恋は許されたらしい。
二人で美味しいチョコレイトを作る為に、この世界のどこかに旅立って行ったそうな。
そうこうするうちに街はまた新たな様相に変貌して...
いつの間にか2月も半ばを過ぎてしまった。
今年の節分も鬼のご一家が参られてニコット山の神社の境内で何やら催しをされておった。
子鬼たちはすっかり大きくなってもはや一人前の鬼の風貌になって居った。
今年は半被や観光地などでよく見かける顔出しぱねるが当たるとか・・・
(これは鬼殿達にはないしょだが( ...
松の内もとうに過ぎ正月の浮かれ気分も消え失せたころ、ロミオなる人物より手紙が来た。
逢瀬の叶わぬ思い人にせめて好きな花を贈りたいが店では手に入らぬので庭を借りて栽培して欲しいとのこと。
愛しい方に花を贈るとはまた風流な。
はて、ロミオ殿とはいったいどのような方であっただろうか。とんと記憶にないなー(...
年も明けて暫らくすると流石に煮しめや雑煮にも飽きてきた。
久しぶりに焼き魚が食いたくなって釣り堀に出かけて行った。
正月早々釣り堀の熊おやじ殿はすでに店番に入って居られる。
「おっ!旦那。おめでとう御座います。初釣りですかい。大漁をねがってますぜ。」
おやじ殿もご健勝で何より。本年も宜しくお頼み致...