Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

硝子(ガラス)の聖域

夜がアスファルトに溶け
街灯が錆びた光を零す
群れは右へ曲がり
俺は一人、左へ舵を切る「普通」という名の
出来の悪い喜劇が幕を下ろす時
俺は冷え切ったバーの隅で
異端の味を、氷ごと噛み砕く正義なんて言葉は
安物のバーボンで洗い流した
他人の地図にない場所だけが
唯一、俺の息を繋ぐ聖者たちは天国を語り...

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沈黙の祈りと錆びた鍵

丘の上の大浦天主堂は、月明かりの下で骨董品のような輝きを放っていた。
白亜の壁は夜の闇を跳ね返し、天に伸びるゴシック様式の尖塔は、まるでこの街の罪を天に報告するアンテナのようだった。俺は祈念坂の途中で足を止め、息を整える。
石畳の坂道は、誰かがこぼしたインクのように黒く光っている。
背後から聞こえる...

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銀の弾丸とコンクリート

街灯がアスファルトに、湿った光の輪を落としている。
この街の月は、余計なものまで照らし出しすぎるのが欠点だ。
路地裏のゴミ溜めも、俺の飲み残した安い後悔も。角を曲がれば、見慣れたバーの看板が、
不機嫌なダイオードを震わせて瞬いている。
追っ手はいない。だが、静寂が一番厄介な追跡者だ。
耳の奥で、さっ...

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硝煙の竪琴(ライラ)

真夜中の屋上で、煙草に火をつけた
灰色の煙は、4月の湿った風にすぐかき消される
空を見上げれば、こと座のベガが冷たく俺を睨んでいた
まるで、かつて愛した女の瞳のようにな誰かが言った
流れ星に三度願えば、望みは叶うと
だが、あいつらは願いを聞くために落ちてくるんじゃない
ただ、重力という名の非情な掟に...

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死神の同窓会

背後に立った気配だけで、酒がまずくなった。
紫煙と、安物の香水の混じった匂い。
忘れたはずの過去が、磨り減った靴音を立てて近づいてくる。「相変わらず、趣味の悪い場所に居るな」聞き覚えのある声に、俺はカードを伏せた。
振り返らなくてもわかる。
かつて同じ泥水をすすり、俺の背中を預けていた男だ。
そして...

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