黒猫目日記93 (盆踊り大会其ノ三)
- カテゴリ: 日記
- 2013/08/08 10:38:54
広場にまた新しい櫓が建っていた。
今回は至って普通の盆踊りの櫓であった。
そういえばそれがしの家の庭にも櫓があるが、それとよく似ている。
拙宅の櫓は銀行のサービスの一貫で建てて頂いた。
そのせいか賑やかしに踊ってくれているのは銀行職員か警備会社の方々のように見受けられる。
お勤めとは言えこの盆の時...
広場にまた新しい櫓が建っていた。
今回は至って普通の盆踊りの櫓であった。
そういえばそれがしの家の庭にも櫓があるが、それとよく似ている。
拙宅の櫓は銀行のサービスの一貫で建てて頂いた。
そのせいか賑やかしに踊ってくれているのは銀行職員か警備会社の方々のように見受けられる。
お勤めとは言えこの盆の時...
広場に行ってみると盆踊りの櫓が様変わりしていた。
そう言えば金魚娘殿は色んな種類の櫓を持ってきていると言っておられた。
金魚の生簀の中央に建った金魚の櫓の屋根の下で狐が一心不乱に太鼓を叩いている。
「みんな盆踊りを楽しんでくれて嬉しいな♪」
「もっと踊りを楽しむためにクマオとクマコに協力してもらっ...
中央広場は人魚姫の置き土産のリゾート然とした建物が取り払われ、日本家屋のかき氷屋が建っていた。
なんじゃこれは(゚д゚lll)
広場の真ん中に巨大な金魚鉢に入った張子の金魚がデンと据えられておる。
「こんにちは。わたしは金魚すくいの星から来た金魚娘です♪」
「故郷から金魚のやぐらを持ってきました...
またまた、この侘び住まいに珍客が訪れた。
クリオネのコルナと云う幼女が訪ねて来て大昔に沈んでしまった伝説の沈没船を知っているかと問いかけてきた。
何でもお宝を運んでいた途中嵐に巻き込まれ沈んでしまった船らしい。
遥か南極で沈んだ船が如何なる海流に乗ってかこの街の海にまで流れ着いたとか。
「沈没船の...
広場に住み着いていた子供はどうやら家に帰る準備が出来たらしい。
カミコと云う名の子供は嬉しそうにしかし、少し切なげに話しだした。
「キミのおかげで星の階段が出来上がったよ!・・寂しいけど天空にかえらないといけないんだ」
そうか、帰ってしまうか・・・(´・ω・`)寂しくなる...