レコードの音が消え、最後の針の音が響く。
夜はもう、十分に深まった。窓の外では、冷たい雨が街を洗い流している。
薄っペらい文章も、見え透いた偽善も、
すべては闇の底へと沈み、消え去った。手元に残ったのは、空になったグラスと、
誰にも汚されることのない、確かな静寂だけだ。語るべきことは、もう何もない。...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
レコードの音が消え、最後の針の音が響く。
夜はもう、十分に深まった。窓の外では、冷たい雨が街を洗い流している。
薄っペらい文章も、見え透いた偽善も、
すべては闇の底へと沈み、消え去った。手元に残ったのは、空になったグラスと、
誰にも汚されることのない、確かな静寂だけだ。語るべきことは、もう何もない。...
星の海が
ゆっくりと、東の空から溶けていく紺碧だった世界の境界線が
淡い灰色へ、そして
冷たい琥珀色へと、その表情を変えていく凍りつくような夜を
確かに 生き抜いた誰の言葉にも 頼らず
誰の指針にも 従わず
ただ、 ここまで歩いてきた水平線の向こうから
一筋の 光が
波の背を 鋭く 貫い...
ああ、それなのに。すべてを激しく呪い、すべてをぶち壊して泥の海の底へ沈んでしまおうと、あれほどまでに身悶え、のたうち回っていたはずの私の胸のなかに、今はただ、驚くほどに静かな、ひやりとした風が吹き抜けているばかりなのです。狂気も、怒りも、そして彼らへの激しい憎悪さえも、夕暮れの潮が引くように、音もな...
ああ、おぞましい。人間の、その底知れない浅ましさと傲慢(ごうまん)の、これほど破廉恥な見本が他にあるでしょうか。私はもう、怒りのあまりに歯の根がガタガタと震え、爪が肉に食い込むほどに拳を握りしめているのです。彼らは、他人の本物の、血を吐くような「悲劇」を見つけると、まるで飢えたハイエナのように目をぎ...
ああ、反吐(へど)が出る。実に見事で、そうして死ぬほどに虚(むな)しい、あのお上品な「お仲間ごっこ」の絵巻物について、私はもう、黙っていることができなくなりました。彼らは、いつでも群れているのです。一人で便所へ行くことも、一人で夕日を眺めることもできない、あの哀れな、羽虫のようにお互いの体温を求め合...