Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

硝子の祈り

申し訳ありませんが、この雨を止める術を私は知りません。
あの日、私の指先が選んだ結末は、
今もこうして、冷えたアスファルトを叩き続けております。「許してほしい」などと、贅沢を言うつもりはございません。
ただ、この胸に空いた弾痕のような空虚に、
安物のウィスキーを注ぎ、痺れさせているだけでございます。...

>> 続きを読む


擦り切れた沈黙

午前三時。
グラスの縁に指を這わせ
俺は、自分の輪郭を確かめる。
飲み込んだ琥珀色の液体は
腹の底に溜まった、古い後悔の味がした。「原罪」という名の重石を
誰もが産声と共に、背中に縫い付けられる。
剥がそうとすれば血が流れるし
放っておけば、皮膚の一部として馴染んでいく。許しなんて、上等な毛布はいら...

>> 続きを読む


原罪 -Original Sin-

誰もいないバーのカウンター
氷が溶ける音だけが、
静寂を汚していく。朝になれば、
この街はまた、
正義の仮面を被って目を覚ます。けれど、俺の掌には、
昔、泥を払った時の手触りが
冷たく残っている。誰も知らない。
俺自身も、思い出したくない。
ただ、胸の奥の古い傷が、
雨の前に疼くだけだ。救済なんて、...

>> 続きを読む


硝子の要塞

都市(からだ)の防衛網は、すでにガタがきている。
エントランスの監視員(はっけっきゅう)は、かつての半分も残っちゃいない。
あとの連中は、昨日までの激務に嫌気がさして
予告もなしにどこかの闇へ消えちまった。赤い川の流れは相変わらずだが、
街を守る警備車両のサイレンは、もうどこからも聞こえない。
かつ...

>> 続きを読む


硝子の夜

よるのとばりがおりるとき
街は安物のタキシードを羽織る
ネオンの飛沫がアスファルトを叩き
誰かのついた嘘が、水溜まりに溶けていくバーボンの琥珀色は、裏切りの味がした
カウンターの隅、使い古された孤独を
灰皿に押しつけて、俺はただ煙を吐き出す
煙(スモーク)の向こう側、かつての面影が揺れた追う者と、追...

>> 続きを読む





Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.