Nicotto Town


プチ創作家の日記


思ったより更新が多いのです。書かないときは書かないのですが。

仮題 記憶の住人

仮題 記憶の住人
陽炎のように現れては消える捕まえられそうなのに掴むことさえできず少し離れては現れるお前はいったい誰なのだ
膨大なアルバムの中を歩き回りどこかにいるはずの姿を探し回るのに鏡の中で踊るお前はいったい誰なのだ
憶えているのに覚えていない水面に映る月のようにその姿は幻で憶えているのに覚えて...

>> 続きを読む


巣窟『雨水』

雨水

知らぬ間に来る春の知らせポストに一通、入っていた山はまだ白く春遠くポトンと一通、手紙が届く




*****でも北の大地はまだ冬で。

>> 続きを読む


巣窟『立春』

立春

カバンいっぱいまで袋を詰めて燕に乗って北上中袋を逆さに振ってみる春の種を降らせてみる一番乗りの春の使い今日もどこかで飛んでいる




*****2月中に書けなくてこんな時期にずれ込んだ。暴風が全部悪いんだ。春はまだ来ないけど。

>> 続きを読む


巣窟『大寒』

大寒


季節の冬は終わっても
冬将軍はまだ帰らない
北の大地はまだ眠る
まだ私は白い闇の中





*****
-20度って何でしょう。

>> 続きを読む


巣窟『小寒』

小寒


窓を激しく叩く風に
街並みを白く染める雪雲を
気にせず旅に出かけよう

鞄も何もいりません
お気に入りのコップに
暖かな飲み物を入れて
本を開いて、いざ行かん





*****
実際に暴風雪を気にせず本に集中するのって、なかなかできないけど。

>> 続きを読む






Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.