北山にたなびく雲の
青雲の、
星離り行き、月も離りて
(持統天皇)
北の山にたなびいている雲の、そのうす青く白い雲が、星を離れ去り、月を離れ去っていく。
(そのように、君の御魂は遠く天駆けり、わたくしを置いて行ってしまわれた。)
日々ノ出来事ヤ思フ事ヲ此処ニ記サン
北山にたなびく雲の
青雲の、
星離り行き、月も離りて
(持統天皇)
北の山にたなびいている雲の、そのうす青く白い雲が、星を離れ去り、月を離れ去っていく。
(そのように、君の御魂は遠く天駆けり、わたくしを置いて行ってしまわれた。)
あしひきの
山路越えむとする君を、
心に持ちて、安けくもなし
君が行く道の長てを
繰り疊ね、
焼きほろぼさむ
天の火もがも
(狭野弟上娘子)
愛する人がうなだれて山越えする姿を、心に描いてみると、心安らかではないのである。
あのお方がたどっていく長い道を、手繰りよせ畳み束ねて焼き...
磯城島の
大和の国に、
人ふたりありとし思はば、
何かなげかむ
(作者不明)
この大和の国のなかに、同じような人が二人いると思うことができるなら、なんで嘆くことがあろうか。
(いとしいあの人のほかには、代わりになる人はいない。だからこんなに恋い慕わしく嘆かずにはいられない)
最近読んでる小説は司馬遼太郎さんの関ヶ原です。上巻読み終えて休憩中・・・。
合間に石田三成の小説を二冊読破!ページが最後の方になるにつれて切なくなってしまいます・・・。電車の中で読んでいたら泣きそうになりました。
もし関ヶ原の戦いで西軍が勝っていたら今現在どうなっていたのでしょうか・・・。