Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

灰色のパステルに寄せる挽歌

I. 閉ざされた窓水色のパステルは いつしか涙に滲み
白浜のハマヒルガオは うつむいたまま動かない
おまえの去った渚には ただ冷たい砂だけが残り
わたしの個影を 夕闇のなかへ深く沈めてゆく岬のすたれたホテルの けして開かない硝子窓
その向こうには もう誰もいない灰色の部屋がある
潮騒は 失われた季節...

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浅い追憶のパステル

I. 窓のひらくだけのトパーズ薄青いパステルの空が 海にとけてゆく
白浜のくぼみに咲いた ハマヒルガオの淡い桃色は
まるでだれかが 砂のうえに落とした
小さな一文字の 恋文のようだった見知らぬ岬のホテルの 白い窓をひらけば
潮騒はかすかな トパーズの階調(しらべ)を帯びて
おまえの残した あの一本の...

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砂の砦、あるいは失われた歌へのソナチネ

I. 渚に咲くもの風のとおるみちすじに ひそやかに
うす紅のともしびをともすものがある
白浜の かわいた砂のくぼみに
ハマヒルガオは かすかな記憶のようにひらかれていた波のきれはしが たえずその足元を濡らし
洗いたてられた貝殻が 光をはね返している
おまえはそこに ひとつの影をおいて去った
まるで最...

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渚の追想

白い砂は ひそやかにかわき
波のきれはしが たえず洗う白浜のくぼみに
ハマヒルガオは うす紅のささやきをひらいていた
風はかすかに 岬の方から吹いてきて
おまえの髪のにおいを どこかへ運んでゆく追憶のなかの あの一本の樹のように
砂丘のうえに ぽつんと残された個影よ
わたしは耳をすます あの日の歌の...

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浅き春ひの夢のなかに

うす青き 夕雲はるかにながれて
小鳥らは うす桃色のねむりにつけり
窓のそと そよぐ風のうたふをきけば
遠き國の かなしき戦(たたかひ)をおもふなり水面(みなも)には 淡きひかりのともしび揺れて
あまたの灯籠は 夜の河をくだりゆく
消え去りし やさしき魂(たましひ)をはこぶごと
くらい水のなかに た...

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