Nicotto Town


ピーターパンとさようなら*


大人なんかきらいだ。だけどどうしよう。私、大人になっちゃった。

優しい少女へ。




 「 がんばれ。 」

 深く考えずに使ってしまった、その言葉。

 あ、

 と思った瞬間にはもう手遅れで。

 

 僕が一番知っていたはずなのに。

 君が一番努力していたってことを。

 誰も気がつかない空気の変化を敏感に感じ取って、

 いつも笑っていた君に。

 僕は気づいていたは...

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ばいばい。


 



 貴方は私の名前を呼んでくれた。

 貴方は私の存在を認めてくれた。

 貴方は私の全てを解ってくれた。

 

 誰にも認識されるはずのなかった私に、笑いかけてくれた。


 
 貴方はなんでもないこと、って言うかもしれないけれど、

 私にとってはそれはもう限りなく奇跡なんだよ?

...

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明日からは、




 「 泣かないで、 」

 と君が言う。

 涙を目の端にいっぱい溜めて。

 それでも何とかこらえようとしながら。

 一生懸命笑顔をつくって。

 君は、言う。


 君だって自分のことで大変なはずなのに。

 他人のことなんて構ってられる状況じゃないはずなのに。


 それなのに。


...

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精一杯の戯言を、君に。





泣かないで。

僕がついているから。

笑ってよ。

涙をふいたげるから。

泣き声を笑い声に変えたいのに。

僕にはそれができなくて。

いつも逆の結果になって。

悲しませるしかできなくて。



ねぇ。

どうしたら心の底から笑ってくれる?

ねぇ。

どうしたら前を向いて歩いてくれる...

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前向く君は。




君は前向き、走ってる。

僕は背中を、見てるだけ。


追いつくことは難しく。

追いかけるしかできないよ。


僕が息を切らしても、

君は待ってはくれないね。


君は前だけ見てるから。

遅れた僕に気づけないんだ。


足手まといになりたくなくて、

一言「 待って。」が言えな...

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