Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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真夜中の高速で

眠れない真夜中に
ノックの音が響く
2回 そして間をおいて3回
あなたの来たあいず
そっと扉をあける


熱いコーヒーを入れるまで
車の中で待つあなた
甘いものを持っていく
一時の静けさの中で
コーヒータイムを楽しむため


そっと動き出すあなたの車
いつも自慢げに走りだす
お気に入りのそれの
シー...

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さざ波

またここに来た
二人で歩いた海岸線
寄せる波があなたを連れて来て
足元に絡みついて
引く波が私の心をあなたに届ける


そんなことを思いながら
靴を濡らすままにしている
まるで心が涙を受けるように
乾く間もなくて
しっぽりと濡れて行く


こんな風に寄せては返す想いだったら
どんなにかよかっただろう...

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あなたを追って

こんな風にあなたのことを
思っていることを
「だめだよ」って言う人もいるけど
思わないではいられない
だって大切な恋だったんだもの


もう1度会えたなら
そんなことはないけれど
どんな言葉を探したらいいのだろう
別れた時は何も言えなかった
「うん」としか言えなかった私の唇


どこに行ってしまった...

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脇役の二人

本当の愛だったのか
あなたと私のお芝居は
独りよがりではなかったのか
結ばれることのなかった
一人芝居の連続かもしれなかった


華やかな舞台の上で
スポットライトを陰で見ていた
そんな二人が出会うことを
運命づけられたと思っていたのに
もう片袖には私一人


台本をじっと見つめて
でも私にはセリフ...

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やがて春も

昼下がりのカフェ
今日は休みをとって
ぼんやりと見つめているのは
外の景色じゃない


行ってしまったあなたの影
雨がその足跡を消して
ただ響くのは靴音だけ
もう手の届かないあなたの行方


誰が悪かったなんて
知る由もないけれど
そんなことはもうどうでもよくて
ただひとりが淋しいだけ


渡せなか...

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