天の川
天の川に星が流れていく
夏の暑い夜に
いくつもいくつも流れていく
黙ってしずかに流れていく
あなたのやさしさが流れて行った
あなたのえがおが流れて行った
わたしのあたたかさ流れて行った
わたしのゆめが流れて行った
寂しいのですか
あなたも寂しいのですか
泣いているのですか
あなた...
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セカンド
チリチリチリ
ジリジリジリ
白く焼けた夏がやってくる
チリチリチリ
ジリジリジリ
もうじき夏がやってくる
チリチリチリ
ジリジリジリ
いっしょに恋もやってくる
チリチリチリ
ジリジリジリ
それは夏より暑い恋だから
燃える燃える
みんなで燃える
チリチリ
ジリジリ
みんなで燃える
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かすんでしまった故郷の街
そこにもう居場所はない
遠い世界に残っている
小さな記憶が無くなっていく
私の生まれた定位置は
もうすぐ消え去っていく
父よ母よ
幼き思い出の中の友達よ
数多くの足跡よ
今回が最後の本当のさようならだ
夏のあの時の暑い香りがする
目をつぶると多摩川の流れの中に子供...
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海に映る星の数を数えていた
それは波に揺れている
強い波が来た
星が壊れた
一つ壊れた
二つ壊れた
目をつぶり
耳をふさいだ
三つ壊れた
四つ壊れた
しゃがみ込んだ
息を止めた
五つ壊れた
六つ壊れた
愛が壊れた
一つ一つ壊れた
それは黒い海に沈んでいく
何一つ残らずに
波の音が響...
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お願いが一つだけあります
- カテゴリ： 小説/詩
- 2012/06/24 11:07:25
雛のさえずりが聞こえる
巣立ちをするのはいつだろう
きっと風が心地よく吹く日に
きっとお日様がにっこりと照る日に
風に乗りやさしい光に包まれて
新しい世界へと飛び立っていくのだろう
お願いがひとつあります
聞いてくれれば幸いです
今度のお盆に
父と母の魂の道案内をしてくれませんか
父は目が...
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