Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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黄昏の波

木枯らしが吹くにはまだ
季節は早いけれど
寒い風が吹いて
私の心をかじかませる


暖めてくれるあなたの手もなく
でも ぬくもりは消えず
追いかけるでもない私の
乾いたはずの目を濡らす


季節が変わるそのたびに
何を思っていたのだろう
まばゆい季節はもう過ぎ去って
それを追うように去って行ったあな...

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一ページ

気のきいた事を言えない僕
君の肩が震えていても
何の慰めも出てこない
君の背中をそっと包んであげられたら
でもそれはできない


恋を失った君の手には
何が残っているのだろう
ただ流れ落ちる涙を見せないで
唇をかたくむすんで
何もかもかもから避けるようなしぐさ


君の心に僕が映ることは
今はあり得...

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移ろう中で

強い風が吹く度に
季節が一つ変わっていく
いつの間にか季節はもう
足元に忍び寄って
長く影を落とす


移ろうそのなかで
生き残った者は何だろう
心も崩れ去って
つなぎとめようとしても
手のひらから落ちていく


もう少ししたら
色づく季節が来て
その中を歩きながら
過ぎ去ったあの頃を思い出しても
...

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おびえ

あなたに私のすべてを
見せたら
あなたは去っていくかもしれないと
思った私の心は
本当の愛だったのでしょうか


恋におびえたこの心を
抱えながら
あなたと過ごした日々は
もしかしたらふりをしていただけだと
あなたは見抜いていたでしょうか


この日を迎えたのは
カレンダーがさし進めただけで
何の意...

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切符

「旅に行こうね」って言ってたのに
あなたの手のひらの切符は
片道切符だった
私の手のひらには
往復切符が残されて


あなたが向かったのは
どこの駅なんだろう
二人の愛の行方は
どこに行ったんだろう
考えても考えても出てこない


変わりゆく季節が
あなたの心も変えたのか
とどまることを知らない季節...

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