理由もなく古本屋で買い求めた詩集を
近くの喫茶店で読み終えると
本の上にうっすら埃がついているのに気付いた
それを掃おうとして表紙で指を切った本屋の棚に何年も置かれていたのだろうその汚れを気にした私の心を
静かに深く切り裂くかのように
血が滲んできたが痛くはなかった
日...
昔、昔ギリシャにゼウスという神がいました。
その末っ子の名前はヘルメス!
その800代目の子孫が僕ちゃん!
決して嘘八百ではありません。
自由気ままな僕は泥棒や山賊の守り神
理由もなく古本屋で買い求めた詩集を
近くの喫茶店で読み終えると
本の上にうっすら埃がついているのに気付いた
それを掃おうとして表紙で指を切った本屋の棚に何年も置かれていたのだろうその汚れを気にした私の心を
静かに深く切り裂くかのように
血が滲んできたが痛くはなかった
日...
『小さな薄い辞書だけを持って、見知らぬ国に住んでみたい』 そう言い残して君は僕のもとを去って行った
それから数ヶ月が過ぎて一通の手紙が僕のもとに届いた 自分を語る言葉を捜しているとページをめくる手が透き通ってきました やがて、全身が消えてしまうと他の人には風に吹かれてページがめくれてい...
孤独というには世界は隅々まで繋がり
回線は高速で観念の中を海月のように漂う
誰かがどこかで僕と繋がっている
しかし、何が繋がっているというのだろう
昨日までの重い景色が錆び付く
他人の幸不幸を遠慮なく笑う自虐
自分勝手な猪突猛進の狂気は
リアルな世界とは一線を画し ...
母の日のプレゼント
じゃ、ありません! (^_^;)
君が綺麗だからって言うからオレオを連れて見に来たよ確かに満開の桜もいいけど柔らかい緑の葉桜も落ち着くね歴史を感じるごつごつした太い幹逞しい枝ぶりに気おされる
そっと息を吹きかけるような風が吹いてきた妖精のよう...
赤鉛筆をナイフで削っていると
力の入れ方が悪かったのか芯が折れた
いや、折れたのではなく
初めから折れていたのかもしれない
うまく削れたのでなにか惜しい気がする
子供の頃から不思議だった
周りを木で堅く守られているのに
中で折れているのが・・・
いつ どうやって 芯は折れるのか
あの細...