世界の壁はうすくなり
この世の壁はうすくなり
ちらほらと
現れ始めた
みえなかったもの
わたしの髪にふれ
肩にふれ
通り過ぎていく
ふりかえる過去と
想像する未来
今の世界を
共有できる
ひとたちが
いてくれるだけで
しあわせなのか
本当の世界は
ここからは
みえない
いま
見聞きしていることだ...
真実と事実と虚構と幻
世界の壁はうすくなり
この世の壁はうすくなり
ちらほらと
現れ始めた
みえなかったもの
わたしの髪にふれ
肩にふれ
通り過ぎていく
ふりかえる過去と
想像する未来
今の世界を
共有できる
ひとたちが
いてくれるだけで
しあわせなのか
本当の世界は
ここからは
みえない
いま
見聞きしていることだ...
凍てついた大地
陽の光を求め
彷徨い歩く
夜には
風を避ける場所を捜し
視界があるうちに
ひたすら歩く
次に目が覚めた時には
生きているのか
それすらもわからない
行き先は
陽の光と
食べ物がある場所
そんな場所は
この世界にあるのだろうか
それすらも
疑わしくなってくる
足の先と手の先が
あたたか...
心のうちにあるものは
誰にも話さず
閉じ込めて
そうして
今まで
生きてきて
心のうちにあるものを
誰かに
話すこともなく
いつしか
それがあることを
忘れるくらいになっていて
言葉にしようと思っても
言葉にすれば
しどろもどろ
ああしたい
こうしたい
そう思うこともなく
生きていて
夢も
目標もな...
扉を開ければ
紫色の宇宙
そこには
血がかよい
たくさんのカーテンがおりかさなり
色の濃淡をつくっている
ひとのように
あたたかい
宇宙
血がかよっている
螺旋を描く
二本のライン
それをつたって
のぼっていく
たくさんの
光の粒が
ものすごい速さで
追い越していく
その軌跡は
みじかいラインを
たくさん残し
トンネルのようになる
そのトンネルを
ゆっくり
ゆっくり
およいでいく
光の粒は
一点に集まり
どんどん膨らんでいく
いまにも
破裂しそうなく...