小説/詩 | セカンドさんの日記

切手

カテゴリ：小説/詩
2011/09/14 21:27:07

切手

この切手を貼ってください
どこへでも手紙を届けますから

返事は来るのですか
それはわかりません

私は手紙を書いた
子供の頃亡くなった母の元へと

悲しい事
楽しい事

悩んでいる事
恋の事

書いていると
不思議と母の香りがした

懐かしさに涙で体が溶けていった
封をし手紙を託した

私...

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光りって

カテゴリ：小説/詩
2011/09/10 01:04:57

月がきれい
１２日は満月

そう
中秋の名月

木星もきれい
負けずに光りを放っている

光りは粒子

私のまわりには
いくつもの粒子が舞っている

漆黒の闇の中
何億年前もの光りが届いた

それは私を通り抜け
あなたの心の中を抜けていった

重なっていた体が
その時破裂した

別れ
それはその時...

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手紙

カテゴリ：小説/詩
2011/09/05 02:15:07

ものすごい雨
白いしぶきが跳ね上がる

わたしはずぶ濡れになりながら
飛び回る

水の入った長靴を履き
傘をおちょこにして

そんな記憶がよみがえる
夏の終わり

素直に楽しかった
素直に笑っていた

そんな頃がなつかしい
遠いかすかな記憶

テーブルの上を見ると
昔の雨からの手紙が

何気なく開き...

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もう一度だけ・・・

カテゴリ：小説/詩
2011/09/02 14:53:45

何故
あなたは泣いているの

背をむけたまま
うつむいたまま
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あなたにとって
大切なものは何

話したくなければ
それでいい

心のかけらも
見つけられなかったけど　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　...

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ガムをかむ

カテゴリ：小説/詩
2011/09/01 01:25:12

ガム

ガムをかむ
クチャ、クチャ、クチャと

かまれて、かまれて
退屈だろうに

ガムもあくびをするのだろうか
それにしてもよく伸びる

あなたに付けてみようかな
くっ付いて離れませんから

ガムじゃイヤでしょうね
でもこっちを向いてくれないから

ガムもヒマみたいだし
なんて冗談

ガムをかむ
...