配達された一通の手紙
ううん それは幻想
送られてきたメール
虹色の手紙だったらいいのに
そう思った
ポストにことり
手紙を落とす
そんな光景が
今ではメールになり
しみ出す感情が乾いて行く
虹色の便箋のうえで
あなたの文字が躍る
そんなことは1度もなくて
単調な活字の羅列
心が見えない
...
お気入りの設定を表示しない。
お友達の設定を表示しない。
配達された一通の手紙
ううん それは幻想
送られてきたメール
虹色の手紙だったらいいのに
そう思った
ポストにことり
手紙を落とす
そんな光景が
今ではメールになり
しみ出す感情が乾いて行く
虹色の便箋のうえで
あなたの文字が躍る
そんなことは1度もなくて
単調な活字の羅列
心が見えない
...
ナアティークショップで買った
古い古い振り子時計
文字盤も黄ばんでしまったけれど
今でも時を刻んでいる
あなたはもとから
誰を愛していたの
花束を投げて誓いを立てた
あれはなんだったの
チクタクチクタク
時計が歌を歌う
悲しい歌 空しい歌
心に突き刺さって切ない
もう帰ってこない時
もう...
ありがとう あなた
手を繋いでくれて
大きなその手は
頼もしかった
暖かかった
ありがとう あなた
悩んだ時には
気に入り二のカフェで
いつまでも
付き合ってくれた
ありがとう あなた
枯葉舞う秋の道を
腕組んでどこまでも
どこまでもどこまでも
歩いて行った
ありがとう あなた
その胸の...
あなたの後を追う
笑顔で進むあなたは
私の心なんて
知る由もない
仲間たちと集う
笑顔で話すあなた
私の想いなんて
物の数ではない
あなたは知らない
私は知ってほしい
すれ違いの二人
背中合わせの二人
どこへ行くの
誰と会うの
何をするの
何を見るの
追いかけて
追いかけて
でもあな...
アジサイの花が
おうすぐ咲くよと
話しかける
そんな五月の日
季節の移ろいを
花々が教えてくれる
道端の小さな花も
咲いては枯れる繰り返し
あなたとの愛はどうだったろう
咲いて 咲いて 咲いて
枯れることなんて
思いもしなかった
夏を通り越して
秋が来た
木々の葉は落ち
木枯らしの吹く日...