かわいい封筒に入った
一枚のカード
「誕生日おめでとう」
彼からのカード
なぜ?
この間 別れたばかりなのに
誕生日
いつも二人で祝っていた
時にはレストランで
時には海岸で
星を眺めながら
何時までも続く恋を
いつの間にか
シャボン玉は割れて
七色の光も消えて
滴る水となって
地面に消えて...
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かわいい封筒に入った
一枚のカード
「誕生日おめでとう」
彼からのカード
なぜ?
この間 別れたばかりなのに
誕生日
いつも二人で祝っていた
時にはレストランで
時には海岸で
星を眺めながら
何時までも続く恋を
いつの間にか
シャボン玉は割れて
七色の光も消えて
滴る水となって
地面に消えて...
カフェから出ると
あの人の車があった
あの人のだとすぐわかる
ナンバーが私の誕生日だから
ナンバーも変えずに乗っている
その心がわからない
何時か新しい人ができたら
ナンバーを変えるのだろうか
帰り路を運転しながら
心を振り返ってみた
Uターンさせて
カフェに戻った
もう車はなかった
何を期待...
あなたの心は
羽がついたように
大空を駆け巡る
大きな鷹のように
目を光らせる
あなたの心は
大きな水晶玉のように
光り輝く
何物も逃すことなく
映し出してしまう
あなたの心は
のをかける野獣のように
草原を駆け巡る
鋭いきばは戦うためだけでなく
敵を威嚇するためでもある
あなたの心は
...
1枚の便箋
住所が分からない
1枚の便箋
気持ちが分からない
思いのたけを
吐き出した
重い重い
便箋1枚
馳せていく気持ち
空を飛んで
あなたの元へ
便箋1枚
封筒に入れて
名前だけ書いて
ポストに入れる
1枚の便箋
きっと戻って来る
あなたからの手紙のように
それだったらいいのに
1枚の...
昨日の歓迎会で
あなたの言ったことは
冗談だったのね
私を好きだなんて
あんなとこで言うものじゃない
お酒の勢いで
本心を言うなんて
そんなことはない
ただの冗談
それが悲しい
書類を届けに
あなたの部署に行く
課長に渡しながら
ちらりとあなたを見る
こんなチャンスがあるだけ
私の方から言うな...