こぼれ落ちる花びら 南天
- カテゴリ: 小説/詩
- 2014/06/23 23:55:40
垣根に南天の木が枝を広げている
ふと見ると、米粒ほどの白い南天の花が咲いている
冬は真っ赤な鮮やかな実をつけるのに
その花はあまりにも小さく目立たない
わずかに風が吹いてきた
ひらひらと静かに静かに散っては
池の水面に浮かんでいる
モンシロチョウが飛んできた
一片ずつはらはらとこぼれ落ちる...
垣根に南天の木が枝を広げている
ふと見ると、米粒ほどの白い南天の花が咲いている
冬は真っ赤な鮮やかな実をつけるのに
その花はあまりにも小さく目立たない
わずかに風が吹いてきた
ひらひらと静かに静かに散っては
池の水面に浮かんでいる
モンシロチョウが飛んできた
一片ずつはらはらとこぼれ落ちる...
庭で美しく咲いていたパンジー
今年も毎日微笑むように それでいて
堂々と誇らしげに咲いていた
5月も終りに近づいた頃
そろそろ 朝顔やペチュニア、サルビアなどの
夏の花にバトンタッチの季節がやってきた
「きれいなパンジーさん 一輪二輪わけてくださいな」
押し花にして それをしおりにして
さあ、こ...
ふと、庭へ出てみた。
梅雨に入って
雨はしとしと 静かに降っている。
水仙の葉が枯れたので 取り除いてみると
小さなカタツムリが かくれていた。
アジサイは 時を待っていたかのように
ピンクに色づきはじめた。
カエルも 俺様はもっと早くからいたんだよと
負けん気で鳴いているように聞こえる。
な...
やわらかい風に乗って
どこからか舞い込んできたよ
かわいい蝶々がね
ふわふわと楽しそうに
遊んでいるよ
どこからか風が吹いてきたよ
いつの間にか飛んで行っちゃった
ほのかなにおいを残してね
自由な自由な蝶々さん
淋しくなったよ
静かに静かに…
また遊びに来ておくれ
砂漠さえ かれには浜辺
泥底さえ かれにはオアシス
荒野こそ かれが望む楽園
朝霧は優しく目覚めを呼びかけ
小鳥は天空に鼓を打ち
陽のかがやきは草原に満つ