どこからともなく配達員が現れる
家々に投げ込まれる今日の新聞
僕はそれを恐る恐る手にして
誰もいないところへ持って行く
一面ずつめくっていく手が震えるが
次第に安堵が広がっていく
今日は何も書かれていなかった
僕はインクで汚れた新聞が大嫌いだ
一枚の新聞にのしかかるインクの重さを...
昔、昔ギリシャにゼウスという神がいました。
その末っ子の名前はヘルメス!
その800代目の子孫が僕ちゃん!
決して嘘八百ではありません。
自由気ままな僕は泥棒や山賊の守り神
どこからともなく配達員が現れる
家々に投げ込まれる今日の新聞
僕はそれを恐る恐る手にして
誰もいないところへ持って行く
一面ずつめくっていく手が震えるが
次第に安堵が広がっていく
今日は何も書かれていなかった
僕はインクで汚れた新聞が大嫌いだ
一枚の新聞にのしかかるインクの重さを...
孤独というには世界は隅々まで繋がり
回線は高速で観念の中を海月のように漂う
誰かがどこかで僕と繋がっている
しかし、何が繋がっているというのだろう
昨日までの重い景色が錆び付く
他人の幸不幸を遠慮なく笑う自虐
自分勝手な猪突猛進の狂気は
リアルな世界とは一線を画し ...
母の日のプレゼント
じゃ、ありません! (^_^;)
君が綺麗だからって言うからオレオを連れて見に来たよ確かに満開の桜もいいけど柔らかい緑の葉桜も落ち着くね歴史を感じるごつごつした太い幹逞しい枝ぶりに気おされる
そっと息を吹きかけるような風が吹いてきた妖精のよう...
虹の花が咲いた空に伸びる木はかぐわしい香りがすると、ギリシャの哲学者は記している それはだれにもすぐ分かるので『虹に打たれた木』と呼ばれた
大男のきこりが山に足をかけ巨大な斧を振るうと雨上がりの空に色鮮やかな弧が描かれる
それは『忘れる』ということを教えるため
空に遣わされた虹人...
雨あがりの空の下最後の桜の花びらが物悲しげに舞い落ちる
去り際 何か言いたそうな君の瞳が少し潤んでいた
風が吹き抜ける雑踏でひとり夕焼けが空を茜に染め始める
君と僕との間に空と海の境目みたいな仕切りがある
霞んだ春景色は物憂い気だ...
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