残暑厳しい秋の夜長に読むのにぴったり。
住み込みで介護することになった、館の女主人は見るもおぞましい姿で…。
果たして彼女は生きているのか?屍なのか?
同僚の不可解な態度は何故か?
主人公とともに、恐れ慄きましょう。抜群のリーダビリティ。
後半わかった真相は気味悪さの中にちょっぴり哀し...
残暑厳しい秋の夜長に読むのにぴったり。
住み込みで介護することになった、館の女主人は見るもおぞましい姿で…。
果たして彼女は生きているのか?屍なのか?
同僚の不可解な態度は何故か?
主人公とともに、恐れ慄きましょう。抜群のリーダビリティ。
後半わかった真相は気味悪さの中にちょっぴり哀し...
夫に先立たれ(親子ほど年の差があった)娘と二人心細く宮仕えをしたものの数日で実家に引きこもり。
しかも五か月間。それでも、解雇されたりしなかったのだから現代より超絶ホワイト。まあ、家柄も良かったし何より「源氏物語」の作者ということで超有名人だったからだな。
良くも悪くもこの日記、紫式部も欠点いっぱい...
ピエール・ルメートル著「僕が死んだあの森」
「あの子を殺すつもりなんて僕にはなかったのに」
ルメートルの職人技。冗長な形容詞が一つもない。これ見よがしな残虐殺戮シーンもない。しかし、読ませる。読むのを止められない。そしてラストの衝撃。ほぼ少年の目線から語られるこの物語。その死角になるのは&hell...
先日読んだ「土佐日記」に続いて、角川ソフィア文庫の「紫式部日記」を読み始めた。
紫式部って日記も書いてたの?さぞかし、ハイソで優雅な日常なのだろうなと思ったけれど
初めて出仕した時、周りからは高慢なインテリ女性と誤解され最初は誰にも声をかけてもらえなかったそう。
職場で無視されるのって辛いよね。そん...
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