Nicotto Town



無花果日誌  若合春侑

これは 旧仮名遣いではない

花が咲くのに 無花果だなんて

果実として食べられる部分は 花

それなのに 無花果という名前をつけられた

日本人は見た目で 有るものも無い

と書いてしまう民族なんだわ

と思えば 少し憤りを感じるし 無花果に同情してみたり

花も実もある無花果のように

花の咲か...

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蜉蝣  若合春侑

円タク という言葉が出てくるので 昭和初期

上野あたりの美学校の学生たち

彼らに請われて モデルをすることになった

帰衣 きい が主人公

これも 旧仮名遣いで書かれている

自分の裸體がどのやうに描かれてゐるのか

  帰衣には見えない ・・・

甘い 恋物語のはじまりのように見せかけ

あ...

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東京奇譚集  村上春樹

明治公園フリマ

100円 2005年発行 新品同様

最初に筆者が登場して

私は小説家なので こういう話をすると

作り話だと思われてしまう

この仕事が そういうものだからしかたないけど

これは みんな 本当のことなんです。

そう語ってから 物語を始める。

なるほど 本当みたいな話が続く...

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脳病院へまゐります 若合春侑

作者は1958生まれ

現代の作家さんなのに

旧仮名遣いで書いてる

おまへさま まう やめませう ・・・・

1998年 文学界新人賞 ということだけど

エロじゃん

エロいこと 旧仮名遣いで書くことで

猥褻感を抑えている という表現方かな

Sな男と Mな女の物語

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剣と寒紅   福島次郎

若いころ 三島由紀夫氏と交流のあった筆者が

高校教師の定年を迎え 還暦を過ぎたころ

思い出を書き残しておきたいと思った。

それが この作品。

本人の手紙の内容を掲載したことから

遺族から 出版差し止め請求の訴訟をおこされて

夫人の没後に出版された。

関係者の多くが実名で登場

作家 俳...

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