無花果日誌 若合春侑
- カテゴリ: 小説/詩
- 2012/04/10 02:12:15
これは 旧仮名遣いではない
花が咲くのに 無花果だなんて
果実として食べられる部分は 花
それなのに 無花果という名前をつけられた
日本人は見た目で 有るものも無い
と書いてしまう民族なんだわ
と思えば 少し憤りを感じるし 無花果に同情してみたり
花も実もある無花果のように
花の咲か...
これは 旧仮名遣いではない
花が咲くのに 無花果だなんて
果実として食べられる部分は 花
それなのに 無花果という名前をつけられた
日本人は見た目で 有るものも無い
と書いてしまう民族なんだわ
と思えば 少し憤りを感じるし 無花果に同情してみたり
花も実もある無花果のように
花の咲か...
円タク という言葉が出てくるので 昭和初期
上野あたりの美学校の学生たち
彼らに請われて モデルをすることになった
帰衣 きい が主人公
これも 旧仮名遣いで書かれている
自分の裸體がどのやうに描かれてゐるのか
帰衣には見えない ・・・
甘い 恋物語のはじまりのように見せかけ
あ...
明治公園フリマ
100円 2005年発行 新品同様
最初に筆者が登場して
私は小説家なので こういう話をすると
作り話だと思われてしまう
この仕事が そういうものだからしかたないけど
これは みんな 本当のことなんです。
そう語ってから 物語を始める。
なるほど 本当みたいな話が続く...
作者は1958生まれ
現代の作家さんなのに
旧仮名遣いで書いてる
おまへさま まう やめませう ・・・・
1998年 文学界新人賞 ということだけど
エロじゃん
エロいこと 旧仮名遣いで書くことで
猥褻感を抑えている という表現方かな
Sな男と Mな女の物語
若いころ 三島由紀夫氏と交流のあった筆者が
高校教師の定年を迎え 還暦を過ぎたころ
思い出を書き残しておきたいと思った。
それが この作品。
本人の手紙の内容を掲載したことから
遺族から 出版差し止め請求の訴訟をおこされて
夫人の没後に出版された。
関係者の多くが実名で登場
作家 俳...