Nicotto Town



ただの、ブログですよ

暗い瞳。

君はどこを見ているの?
輝くような
うるんだような
泣き出しそうな
それでいて光を宿さない暗い瞳で

君は僕に愛してと言ったけど
君の瞳に僕は映っていない
どこか遠くを見ているような
何か真っ黒で悲しいものを見ているような
その瞳を僕に向けてほしいとは言わないけれど
せめて君が何を見ているのか
僕に...

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街灯

急に星が見たくなって

ちょいと近所の公園に行ったんだよ

でもだめさ

そこここにある街灯が

夜の闇を食っちまってた

どこに行っても街灯だらけでよ

星の光なんて届かないんだ

そういうもんなんだよ

都会ってやつはさ

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誕生日が近付くと
大好きな季節がやってくる

肌寒い中、抱えた膝にあごを埋めて
どこか遠くを眺めるような

風に舞い落ちる、紅葉した木の葉を見つめて
白い息を吐くような

風の通ってゆく景色の窓を閉め切って
静かに読書するような

手袋を外して
指を滑る冷たい風を感じる

そんな季節

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黒宵夢

雨に打たれて目を閉じる
君の声を聴くために

ふと思い出したように鳴るギターの音色が
いっそう君の声を儚くしているようで

雨の降る夕暮れの空を見上げて
顔に雨を受けて
目に雫を入れて

そのまま地面に溶けていくんじゃないかって
なんだか崩れ落ちていくような感じもして

大地に取り込まれる少し前に
...

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睡魔

きみの魔法にかけられて

眠る

眠る

眠る


あったかくて

重力に逆らえない

床にねそべる


薄い毛布をかけられたら

もうきみのとりこ

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