ネタばれ読書日記「探偵レミング」
- カテゴリ: 小説/詩
- 2024/12/15 21:06:52
探偵レミングの災難 シュテファン・スルペツキ著
評価★1/5オーストリア出身の作家で舞台はウィーン。お人よしだがドジで小心者な探偵の話、という設定は面白いのだが、失礼だとは思うがモーツアルトが下品なジョークが大好きだったという逸話を思い出した。密輸に使われた犬を保護して犬の××...
探偵レミングの災難 シュテファン・スルペツキ著
評価★1/5オーストリア出身の作家で舞台はウィーン。お人よしだがドジで小心者な探偵の話、という設定は面白いのだが、失礼だとは思うがモーツアルトが下品なジョークが大好きだったという逸話を思い出した。密輸に使われた犬を保護して犬の××...
『蝶のいた庭』著ドット・ハチソン★1すごい話ではあるんだけど、中盤延々と殺される被害者たちの話になるし、最初「庭師が求めるもの」とぼかしてたのにあっさり「セックス」とばらすし、最終部分でヒロインの心が折れなかったもう一つの理由にかなーりうんざりした。
あらすじ取調室で語られるおぞましい事件の顛末。F...
『演歌の花道』
「いつか咲かせてみせます。大輪の、」「アヤメさ~ん。もう寝たほうはいいですよ。ほら、薬飲んで、あ! チューハイなんか飲んじゃ駄目じゃないですか」「この胸の悲しみに耐えかねて、呑まずにはいられない。ままならぬ世を嘆き、ひとり寂しく」「いやいやいや。少しでいいので頭を通常モードに切り替え...
『医師と極悪人』
「子供の頃は私は貴男を尊敬すらしていました」男は老人に向って話し始める。ここへ来るまで沸き上がった様々な思いを吐き出さずにはいられなかった。薄暗い室内にかすかな腐臭が混じる。壊れた窓から入りこむスラムの臭いだ。男が忌み嫌った。しかし懐かしい臭いだ。「私を覚えていますか? この病院か...
『ミステリにあってはならない結末』
「この事件の捜査を袋小路に追い込んだのは被害者自身でした」探偵の声は沈黙の中によく響いた。俯いたり、いらいらと時計を見たり、何事もなかったように紅茶をすすっていたり、それぞれの世界に閉じこもっていた関係者は一斉に探偵を注視する。探偵は一人掛けのソファに沈むように座...
|