空には星がありました
山には木々がありました
川は流れていました
わたしは地面に転がっていました
まるで石ころのように
とてもしあわせでした
真実と事実と虚構と幻
空には星がありました
山には木々がありました
川は流れていました
わたしは地面に転がっていました
まるで石ころのように
とてもしあわせでした
なにがあっても
しあわせだ
大地に根を張り
水を吸い上げ
太陽の光をこの体に
いっぱい浴びて
生きていこう
(紫外線には注意して)
最後には
本当に
心から
ありがとうって
言えるように
まるごと愛せるように
行為としてではなく
そのものになれるように
助けを呼ぶ声がする
不安を感じるのは
それと同調してしまうから?
もうそこにいる必要はないんだよ
うすぼんやりと輝いて
好きなようにふるまえる
さけられたことが
さけられなくなって
一瞬の闇
そのあとの
やわらかい光
矛を突き立てたあとの
ほんものの光
波紋のようにどこまでも
まだひろがり続けている...
また会おうね
そういってわかれた
黒のローファーをながめながら歩く
うつむいてとぼとぼと
ときどき靴の底を
地面にこすり
歩いてく
家には帰りたくない
こんな時は
地面に横たわりたくなる
とりあえず
小高い所にある公園に行き
鞄を放り投げ
横たわる
風に草が揺れる
だんだん空は暗くなる
このまま大地...
波の音
ピアノの単調な旋律
やさしい声
あたまの中だけで響く
月に照らされ
きらきら光る水面
岸は見えない
そこからは地球がみえる
まるい地球
それはおなかの中にある
なにかあたたかいものに
似ている
あたたかくまるい
やわらかいやわらかい
大好きだったぬいぐるみのような
ふわふわしたボールのよう...