ピエール・ルメートル著「僕が死んだあの森」
「あの子を殺すつもりなんて僕にはなかったのに」
ルメートルの職人技。冗長な形容詞が一つもない。これ見よがしな残虐殺戮シーンもない。しかし、読ませる。読むのを止められない。そしてラストの衝撃。ほぼ少年の目線から語られるこの物語。その死角になるのは&hell...
ピエール・ルメートル著「僕が死んだあの森」
「あの子を殺すつもりなんて僕にはなかったのに」
ルメートルの職人技。冗長な形容詞が一つもない。これ見よがしな残虐殺戮シーンもない。しかし、読ませる。読むのを止められない。そしてラストの衝撃。ほぼ少年の目線から語られるこの物語。その死角になるのは&hell...
先日読んだ「土佐日記」に続いて、角川ソフィア文庫の「紫式部日記」を読み始めた。
紫式部って日記も書いてたの?さぞかし、ハイソで優雅な日常なのだろうなと思ったけれど
初めて出仕した時、周りからは高慢なインテリ女性と誤解され最初は誰にも声をかけてもらえなかったそう。
職場で無視されるのって辛いよね。そん...
目が見えず、耳も聞こえない女性が地下空間で巨大地震に遭遇し一人取り残された。
上からは火災。地下からは浸水。その状況下で主人公らはドローンで彼女を誘導、救出する作戦を決行するが・・・
結末はある程度予想はつくが、そもそもの救出用のドローンにどうやって彼女に気付いてもらえるか、そして、どう誘導するかか...
昨日に続いて、今日は雨。じっとりした、こんな日には小林泰三の「人獣細工」を読もうと思う。
彼のホラー小説は大好きで、近年はアリスやクララなど童話をモチーフにしたミステリーなど作風も拡がって楽しみだったのに突然の訃報。
少しずつ、彼の作品を惜しみつつ読んでいこうと思ってます。
今までに読んだ彼の小説で...